ランクセスはこのほど、ハイパフォーマンスマテリアルズ(HPM)ビジネスユニットを法的に独立した新組織に移行すると発表した。来年前半より移行を開始する。
HPMは高性能プラスチックの主要サプライヤーの一つで、製品ポートフォリオにポリアミド、ポリブチレンテレフタレートと連続繊維強化熱可塑性プラスチック複合素材を擁し、生産工程の後方統合が進んでいることが特徴だ。
高性能プラスチックは主に自動車、電気・電子産業で使用され、特にエレクトロモビリティは自動車の筐体、バッテリーハウジング、充電インフラが主な用途で、同社のプラスチックにとって今後ますます有望な分野だ。この世界市場は非常にダイナミックに発展し戦略的に再編成され、多くの革新的な提携やパートナーシップを生み出しているため、独立した新組織により、成長機会を最大限に活用し柔軟に対応していく考えだ。