三井化学は26日、メタ・パラクレゾール(MPCR)について、10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「150円/kg」。
同社は、2022年の価格改定以降、抜本的なコスト削減に取り組んできたが、自助努力だけでは事業採算を確保することが困難な状況にあることから、MPCRの安定供給と事業継続のため、価格改定せざるを得ないと判断した。
2024年8月26日
2022年7月25日
三井化学は22日、メタ・パラクレゾール(MPCR)を8月1日出荷分から「キロ55~210円/kg」値上げすると発表した。
MPCRの主原料であるナフサ価格は、2Q(4-6月期)は8万6500円/klに上昇することが確実視されており、その後も高止まりが見込まれている。また、重油や液化天然ガス(LNG)の価格も高騰しており、用役費や副原料価格も大幅に上昇している。加えて、労働力不足・働き方改革などに起因する修繕費・物流関連費用の上昇、鋼板価格の上昇に起因する包材価格の高騰などもあり、コスト上昇が著しい。これらのコストアップは同社の合理化などによる自助努力だけでは吸収できないことから、製品の安定生産・安定供給継続のために、価格改定せざるを得ないと判断した。