三井化学など 環状オリゴ糖を用い水溶性抗菌・防カビ剤開発

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2019年9月19日

 三井化学は18日、シクロケムバイオ社(神戸市)と共同で、ヨウ素系防カビ剤「ヨートルDP95」に新機能を付与した新製品「ヨートルDP‐CD」を開発したと発表した。

新開発の『ヨートルDP-CD』(水溶液)
新開発の『ヨートルDP-CD』(水溶液)

 開発品は三井化学の「DP95」とシクロケムバイオ社のシクロデキストリン(環状オリゴ糖)を組み合わせることで、水溶性・耐光性・耐熱性・抗菌性を付与することに成功した新規抗菌・防カビ剤の水溶液だ。

 「DP95」は、活性成分をジヨードメチル‐p‐トリルスルホン(略号:DMTS)とするヨウ素系の防カビ剤で、同社が1985年から製造・販売を開始。幅広い種類のカビに対する高い生育阻害能を示し、木材防腐・塗料・皮革・壁紙などに使用されている。

 同日に開催した製品説明会で、ヘルスケア事業本部パーソナルケア材料事業部の富樫和彦副事業部長は「実績のある

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