PEやABSなど2桁減、米国PEは20万t超
中国の3月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)のみ前年同月比プラスを継続した。2月は昨年の春節休暇の反動もあり、EPSを除くポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、PVC、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂がプラスに転じていたが、3月は勢いが続かず、前年実績を下回る結果となっている。
3月の輸入を樹脂別で見ると、
2023年5月24日
2023年5月24日
2023年4月26日
2023年4月26日
昨年の春節休暇の反動、米国PE16万tに増加
中国の2月の汎用樹脂輸入は、EPSを除く五製品が前年同月比プラスとなった。ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂がプラスに転じ、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)は2ヵ月連続でプラスを継続している。昨年2月は初旬が春節休暇で輸入量が減少しており、その反動で各製品の数量が伸びている。ただ、1-2月累計で見ると、PPとPVC以外は同期実績を下回っており、中国経済は未だ回復途上にあると言える。
2月の輸入を樹脂別で見ると、
2023年4月14日
2023年4月14日
2023年2月16日
2023年1月13日
2022年12月2日
2022年11月2日
前月比でも回復傾向、米国PEも増加基調を継続
中国の9月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの四品目は前年同月比でマイナスを継続したものの、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)がプラスに転じている。ゼロコロナ政策による行動制限が続いているものの、8月の電力不足が解消されたことで、引き合いが強まったことが要因。前月比で見ても、EPSを除く5樹脂(PE、PP、PVC、PS、ABS樹脂)はプラス基調を継続しており、汎用樹脂の輸入市場が回復傾向にあることが伺われる。
9月の輸入を樹脂別で見ると、