石化協 約220人が参加し第36回保安推進会議を開催

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2018年10月5日

 石油化学工業協会は4日、都内で第36回保安推進会議を開催し、関係者約220人が参加した。石化協の綱島宏保安・衛生委員長(三井化学常務執行役員)は開会あいさつで「行政から

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丸善石油化学 日本品質奨励賞の「品質革新賞」を受賞

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2018年10月2日

 丸善石油化学は先月29日に開催された日本科学技術連盟の日本品質奨励賞委員会で、2018年度「日本品質奨励賞 品質革新賞」を受賞した。

 受賞したのは同社の営業本部機能化学品部/研究所で、受賞テーマは「ポジティブアプローチを基本とする品質マインド醸成のための品質小集団活動のシステム化」だった。

 同賞はTQM(総合的品質管理)を構成する諸要素について、他の組織の模範となる創造的で革新性を持った取り組みと、その成果を積極的に表彰するもの。

 同社の機能化学品部/研究所は、フォトレジスト製造事業者に向けて、機能性樹脂材料を提供している。以前は試作要請対応中心で、技術提案の減少や不良の再発など、組織内のリスクが顕在化していた。

 そこで同社は、独自の品質マインド(顧客志向)醸成の施策=品質小集団活動を展開。チームはアイウエオ順や誕生日順で編成、テーマは共通(「品質について考えよう」「プロセスアプローチ」など)、表彰は投票で決定、全員参加を強制しないなど、個性的な取り組みを実施した。

 この活動はQMS(品質マネジメントシステム)と一体化しており、マネジメントレビューの後に表彰を行い、組織内での位置づけを共有している。その結果、提案型サプライヤーとしての共同開発のオファーを受けたなど、有形効果を上げた。

 同活動はTQMの普及に影響可能な革新性を持ち、有効性・再現性もあることから、今回「日本品質奨励賞 品質革新賞」に値するものとして評価された。

 また「日本品質奨励賞TQM奨励賞」は、トヨタ紡繊・刈谷工場(愛知・刈谷市)、同・猿投工場(同・豊田市)、中野製作所(石川・能美郡川北町)の3者が受賞した。

 同賞は、品質の改善が着実に進展しており、さらにその継続と活動範囲の拡大が図られれば、企業の業績が向上し、より高いレベルのデミング賞実施賞の受賞に至ると思われる組織のQMSを積極的に表彰するもの。

 なお、授賞式は11月14日の午後3時40分から経団連会館(東京・大手町)で行われ、授賞式に引き続き午後6時半から、同会館で受賞記念祝賀会が催される。

 11月1日には授賞式に先立ち、各受賞組織による受賞報告講演が日本教育会館(東京・神保町)で行われる。午前10時25~55分の時間帯に、日本科学技術連盟主催の「クオリティフォーラム2018」内で行われる予定となっている。