【ポリカーボネート特集4】住化ポリカーボネート

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2021年9月27日

PCの特性生かし、光制御技術・製品開発に注力

 住化ポリカーボネートは、1996年に住友化学とダウ・ケミカルの合弁会社・住友ダウとして商業生産を開始。2011年にポリカーボネート(PC)事業のスタイロン社(現トリンセオ)への譲渡により住化スタイロンポリカーボネートに社名変更し、2017年に住友化学100%出資会社となり現在の社名となった。

 愛媛工場に8万tの生産能力をもち、コンパウンドについては、大ロットは愛媛工場で、小ロットや海外顧客には日本、中国、ベトナムの外注工場などで対応している。供給先については、日本を含めた東アジア(中国、台湾、韓国)が多く、東南アジア各国にも輸出。アジア市場は

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【ポリカーボネート特集2】住化ポリカーボネート

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2019年12月12日

電気電子・自動車分野に注力、センサー用途での拡大に期待

 住化ポリカーボネートは「品質」と「高収益」をキーワードに事業を展開している。同社のポリカーボネート(PC)は純度が高いのが特長で、顧客から透過性の高さや劣化しにくいなどの点で高い評価を得ている。

 同社はこれまで電気電子分野に注力してきたが、自動車の電子化、電動化により活躍できるフィールドが拡大すると考える。高品質のポリカーボネート樹脂を基に、収益性の高い多様なグレードを開発しており、中でも現在注力しているのが、センサー用波長選択性PC樹脂製品「PHシリーズ」と、高剛性を特長とする「HTシリーズ」だ。

 「PHシリーズ」は

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【ポリカーボネート特集2】住化ポリカーボネート

2018年1月17日

 量より質を追求、光学特性などの強み生かし高機能品開発

 住化ポリカーボネートは、住友化学とトリンセオホールディングB.V.の折半出資の合弁会社「住友スタイロンポリカーボネート」として事業活動を行ってきたが、昨年1月末にトリンセオが所有する全株式を住友化学が取得。住友化学100%出資の子会社となり、同年4月1日に現社名に変更した。

事業の説明を行う井田康暢副社長
事業の説明を行う井田康暢副社長

 同社によればポリカーボネート(PC)の市場は、グローバルで今年は400万t程度、国内は20万t強。供給能力はグローバルで約500万t、国内は40万tほどだという。

 リーマンショックの影響などもあり、2015年ぐらいまでは供給過多の状況が続いていたが「今年の夏までの2年ほどは、需要が年率3~4%伸びていることや、プラントの閉鎖などもあって、需給はタイトの時期があった」とのこと。こうした状況の中で、同社の愛媛工場では、

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