昭和電工 上期業績予想を上方修正、半導体事業が好調

, ,

2022年8月4日

 昭和電工は3日、上期および通期の業績予想について修正を発表した。上期業績予想では、売上高6550億円(前回予想比150億円増)、営業利益367億円(同77億円増)、経常利益463億円(同193億円増)、純利益310億円(同250億円増)を見込む。半導体・電子材料セグメントが好調に推移する中、円安や値上げなどで売上増となり、営業利益や経常利益を押し上げた。純利益は、一部の構造改革費用の計上が上期から下期に持ち越されたことが大きい。

 一方、通期業績予想では、売上高1兆5000億円(同1500億円増)、営業利益840億円(据え置き)、経常利益850億円(同60億円増)、純利益320億円(同50億円増)を見込む。円安や値上げなどで売上増を見込むが、営業利益は、原材料価格やエネルギーコスト、輸送費などの上昇の影響を受けることから、前回予想を据え置いた。

AGC 上期業績予想を上方修正、化学品事業が想定以上

, ,

2022年7月13日

 AGCは12日、上期(1―6月期)の連結業績予想について修正すると発表した。売上高9700億円(前回予想比1000億円増)、営業利益1150億円(同200億円増)と、いずれも上方修正している。

 化学品セグメントのカセイソーダや塩ビ樹脂の販売価格が、東南アジアで想定以上の水準で推移したことが主な要因。また、欧州の建築用ガラス事業で原燃材料価格上昇分を販売価格に転嫁したことも増収に寄与した。

 なお、通期業績予想については精査中であり、上期決算発表時に改めて公表する。