東レフィルム加工は7日、販売する全フィルム製品および加工品ついて、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格比10%」。
昨今、原油・ナフサ価格の高騰に伴い、フィルム製品の主原料となる樹脂やフィルムにおいて、各社から度重なる値上げが打ち出されている。また、エネルギー、輸送費・荷資材費などの付帯費用についても、高騰が続いている。
同社は、これまで生産合理化など徹底したコスト削減に努めてきたが、自助努力のみで吸収するのは極めて困難な状況となっていることから、安定供給を維持するため、今回の値上げの実施を決定した。