三井化学 本州化学の買収を決定、新事業創出などを加速

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2020年11月12日

 三井化学は11日、三井物産と共同し本州化学工業(東京都中央区)の普通株式を公開買い付け(TOB)により取得することを決定したと発表した。買い付け価格は約97億円、来年5月ごろの買い付け開始を予定する。

 本州化学は、液晶ポリマー(LCP)や特殊ポリカーボネート樹脂、特殊エポキシ樹脂などの高機能樹脂の原料をはじめ、電子材料、医薬品、農薬などの原料となる各種化学品の製造と販売を手掛ける。三井化学は今回の決定により、既存事業・製品の強化、新事業・新製品の創出などを加速していく考えだ。