共同印刷 高安全性の衛生材料を開発、接触で作用

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2023年6月1日

 共同印刷はこのほど、接触により作用する新しいタイプの衛生材料を開発したと発表した。新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)やノロウイルスを一分で不活化し、単一素材で抗ウイルス・抗菌・防カビ性能を発揮することを初めて確認(同社調べ)した。 

開発した衛生材料の外観(左)と、木質材料に使用した際の防カビ試験(右)

 開発品は、

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共同印刷 「針刺し検知フィルム」開発、使用履歴確認に最適

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2020年2月26日

 共同印刷はこのほど、針を刺した跡などが白化して見えやすく、包装の完全性や使用状態が分かりやすい、「針刺し検知フィルム」を開発したと発表した。

 同社は医薬品や電子部品、精密機器などの業界へ、湿気・アウトガス吸収材料「モイストキャッチ」をはじめとする、独自技術で生み出した高機能フィルムを多数提供している。

 今回開発した針刺し検知フィルムは、高機能フィルムの販促過程で寄せられた「製品改ざんのリスクを減らしたい」などの声に対し、培った独自のフィルム加工技術で応えたもの。

 針を刺すなどの応力がフィルムに加わると、その部分が白化し、目視可能な跡となって半永久的に残るが、「外からの力を受けた部分のみに変化が生じる」という物理変化のため、内容物に悪影響を与えることなく、安心・安全に、改ざん防止・完全性の証明、使用履歴の確認などが行え、製品保管環境の影響を受けることもない。

 また同フィルムは、ヒートシールやレトルト滅菌が可能で、一般的な汎用フィルムや同社の各種高機能フィルムとの積層も可能。ホールキャップバイアル瓶のタンパーシールといった容器蓋材、医療器具や医薬品の包装袋といった各種用途に活用できる。

 同社は今後、同フィルムを医薬品や化粧品業界などへの展開に取り組むとともに、高機能フィルムのラインアップ拡充と販売拡大に引き続き注力し、生活・産業資材系事業の発展に努めていく。

 なお、「針刺し検知フィルム」は、インテックス大阪で開催中の「第6回インターフェックスWeek 大阪・[医薬品・化粧品 研究・製造展]」(26~28日)へ参考出品している。

クレハ 譲渡したブローボトル事業に出資、製造・販売を支援

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2019年11月6日

 クレハはこのほど、共同印刷が設立した「共同クレハブローボトル」に11月1日付で出資し、ブローボトルの製造を行うと発表した。出資比率は共同印刷が75%、クレハが25%。

 クレハは7月24日に、ブローボトル事業を共同印刷に承継させる契約を締結した。クレハが製造・販売してきたブローボトルは11月1日以降、製造は共同クレハブローボトルが、販売は共同印刷が行う。それぞれに対し、クレハからブローボトルの製造・販売に従事していた従業員が出向してサポートする。

 ブローボトルは内層にガスバリア性に優れたEVOH樹脂を使い、内外層にオレフィン樹脂を使用した、共押出中空成形法による食品用の多層プラスチック容器。優れたガスバリア性により水分・酸素・CO2のガスを通しにくく、微生物や酸素による食品の変敗を防ぐとともに、保香性にも優れている。これらの特性を生かし、マヨネーズやケチャップ、ソース、ドレッシング、油などの液体容器として利用されている。

 クレハは機能製品事業をコアとする事業ポートフォリオへの変革を進めている。ブローボトル事業を共同印刷に承継させることで、同社の生活・産業資材部門の製品群とのシナジーが発揮され、クレハと共同印刷相互の事業の発展に資すると考えている。

クレハ ブローボトル事業を分割、共同印刷が承継

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2019年7月25日

 クレハは24日、ブローボトル事業を共同印刷に、会社分割(簡易吸収分割)により承継させる契約を締結したと発表した。効力発生日は2019年11月1日を予定している。

 クレハは、同事業を承継させることで、共同印刷の生活・産業資材部門の製品群とのシナジーが発揮され、付加価値のある製品とサービスを継続的に顧客に提供できるとともに、クレハと共同印刷相互の事業の発展に資すると判断した。

 なお、昨年度の同事業の業績は売上収益18億円、営業利益1億円だった。