旭化成ファーマ 重症敗血症治療薬の臨床試験で有効性など確認

, ,

2018年8月3日

 旭化成ファーマは2日、100%子会社の旭化成ファーマアメリカが「ART‐123」(日本での販売名:「リコモジュリン」)について、「凝固異常を伴う重症敗血症」を対象として実施していた第3相臨床試験(SCARLET試験)の結果(速報)を得たと発表した。

 SCARLET試験は「凝固異常を伴う重症敗血症」患者800例を対象として、同剤の有効性と安全性を検証することを目的とした無作為化、二重盲検、プラセボ対照の国際共同第3相臨床試験で、北米、南米、欧州、アジア・オセアニア(日本を除く)などの地域で実施したもの。

 同試験の対象は心血管系機能障害もしくは呼吸機能障害を有する敗血症で、凝固異常を伴う患者。同開発で目指す適応症は、凝固異常を伴う重症敗血症であり、同剤の日本国内の適応症である汎発性血管内血液凝固症とは異なる。

 同試験で、主要評価項目の

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について