出光興産 「こども参観日&SDGsワークショップ」を初開催

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2019年8月22日

 出光興産は今月8日、9日に本社オフィスで、小学生の子どもを対象とした、親の職場見学と社会の課題(SDGs)を学ぶ「こども参観日&SDGsワークショップ」を初めて実施した。

 仕事と家庭を両立する社員が男女ともに増えている中、親子のコミュニケーション促進と、職場の子育て世代への理解を深める機会の創出が目的。

 参加した子どもたちは、自分の親の職場を訪問し、上司や同僚と名刺交換を行い、事前に用意してきた「会社の人たちに聞いてみたいこと」を質問。その後、木藤俊一社長に面会して名刺交換を行い、多くの質問を行った。

 また、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいたワークショップでは、石油から生まれるプラチスックや紙資源のゴミ分別体験などを通じ、環境に与える影響やリサイクルの重要性を学んだ。

 参加者からは「いつもと違い、とても真剣に働いていて、お父さんはすごく頑張っているなと思った」(5年生)、「子どもに自分の会社と仕事を説明する良い機会になった」(保護者)など、職場の同僚からは「日頃お子さんの話を聞いているが、顔を知り、言葉を交わしたことで、同僚の家族を身近に感じられた」などの感想が寄せられた。

 また、木藤社長は「皆、緊張しながらもきちんと名刺交換し、好奇心旺盛に鋭い質問をしてくる姿に驚かされた。親が実際に働く姿を子どもたちに見てもらうことは、子どもたちだけでなく、親や職場にとっても良い刺激となった」とコメントした。

 同社ではダイバーシティ&インクルーシブネスを基に、今後も定期的にこのような機会を設け、次世代育成と職場での相互理解の機会創出に取り組んでいく方針だ。

出光 情報セキュリティ強化へ次世代通信システムを構築

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2019年8月21日

 出光興産はこのほど、製油所の情報セキュリティ強化を目的に、インダストリー4.0における唯一の推奨通信規格である「OPC-UA」を用いた次世代のデータ通信システムを構築した。複数の製油所・事業所からなる大規模生産システムの主要な通信方式を「OPC-UA」を用いてシステム構築する世界初の事例となる。

 製造業でのIoT活用の重要性が増す中、社会インフラを狙ったサイバー攻撃の脅威が高まっており、ウクライナでは2015年と2016年に、発電所に対するサイバー攻撃が原因と思われる大規模停電が発生した。

 このようなサイバー攻撃から製油所を守り、国内のエネルギーセキュリティを強化することを目的に、同社は北海道製油所、千葉事業所、愛知製油所、徳山事業所の4事業所のヒストリカルデータベースのほぼ全ての通信方式を、複数のベンダーのアプリケーションやOS間を、高いセキュリティで通信できる次世代の通信規格「OPC-UA」を用いるシステムへ更新した。

 「OPC-UA」への更新により、製造現場の制御システムとITシステム間のインターフェースを統一し高度な生産体制を構築できるだけではなく、従来の通信方式と比較し、外部からの不正アクセスによる悪質な攻撃の危険性を大幅に低減する。

 同社は製油所の効率化・競争力強化を目的に、IoT技術を活用した取り組みを推進。業界に先駆け製油所のリアルタイム操業マネジメントシステム「XHQ(neXt generation HeadQuarter)」を2008年に導入、今年はAIを活用した配管腐食システムの実証実験にも参加している。今後も引き続き、IoTなどの先端技術を活用した製油所の高度化とセキュリティ強化に取り組む考えだ。

出光興産 人事(9月1日)

2019年8月2日

[出光興産・人事](9月1日)▽エネルギーソリューション事業部企画担当部長兼企画課長米田豊▽流通業務部新潟石油製品輸入基地所長兼管理課長中西一則。

 

出光興産 豪鉱山跡で揚水型水力発電事業化の調査開始

2019年7月29日

 出光興産は26日、子会社である出光オーストラリアリソーシス社を通じて権益を所有する、オーストラリアのマッセルブルック石炭鉱山での揚水型水力発電事業化へ向けた調査を、同国大手電力会社のAGLエナジー社と共同で行うと発表した。同調査は再生可能エネルギーの活用推進と地域貢献を目的に、来月から実施する。

 同プロジェクトは、マッセルブルック石炭鉱山の採掘跡地と隣接する丘陵地(ベルズマウンテン)の地形に着目した揚水型水力発電事業。

 同石炭鉱山の採掘跡地を下部貯水池に転用し、日中と夜間の安価な太陽光や風力などの再生エネルギー電力で、下部貯水池に溜まった水を上部貯水池に汲み上げる。

 早朝と夕方の需要帯に、水の落差を利用してタービンを回し発電することを想定しており、発電規模は250MWとなる見込み。AGLエナジー社と共同で事業化調査を進め、商業化を検討する。

 両社は今後も、再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、日本とオーストラリアのエネルギーセキュリティに貢献するための様々な機会創出を目指す。

出光興産 日産自動車と家庭向け電力供給サービスを開始

2019年6月20日

 出光興産はこのほど、日産自動車と協業し、日産自動車の国内販売会社を通じ、家庭向け電気料金プランの提供を開始すると発表した。ガソリン車の顧客のサービスのみならず、電気自動車(EV)「日産リーフ」購入者に、家庭でリーズナブルに充電してもらうことで、より多くの顧客に快適なカーライフを提供する。

 出光興産の家庭向けの電力プランは、顧客に快適なカーライフを提供するため、カーユーザー向けの特典を備えることが特徴。今年4月には、シェルのSSで受けられるガソリン車ユーザー向けの特典に加え、EVユーザー向けの特典や、オール電化向けの電力プランを用意することで、より多くの顧客がライフスタイルに合わせて選択できるサービスの提供を開始し、好評を得ている。

 今回、日産自動車との協業により、国内販売会社でEVを購入した顧客に、購入後の充電コストについても相談できる環境を提供することで、利便性が高く効率的なEV充電環境の整備に貢献する。また、快適なカーライフを提供してきた歴史を生かし、日産自動車を購入するすべての顧客に魅力的な電力プランを提案する。

 出光興産は、今後も、幅広い再生可能エネルギーを含む自社電源を持つことで、持続可能なエネルギー供給に努めるとともに、より多くの顧客の快適なカーライフの実現に取り組んでいく。

出光興産 中国恵州に2020年稼働予定の潤滑油製造工場を新設

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2019年6月14日

 出光興産はこのほど、中国での高性能潤滑油の需要増加に対応する供給能力強化を目的に、100%出資子会社である恵州出光潤滑油を通じ、中国で2カ所目となる恵州工場を新設すると発表した。新工場は年間12万klの生産能力を有する最新鋭の工場で、2020年中の完工を目指す。新工場建設着工にあたり、5月に起工式を行った。

 世界最大の潤滑油市場である中国は、自動車産業をはじめとする各産業の発展により潤滑油需要が増加を続けており、今後も堅調な増加が見込まれる。

 出光興産は2003年、天津に天津出光潤滑油=現・出光潤滑油(中国)=を設立し、翌年に同社にとって中国初となる潤滑油工場の操業を開始した。その後、中国国内の潤滑油販売体制構築を図るため上海、広州、長春、北京、重慶に分公司を設置。

 また、2018年10月には、現地のニーズにマッチした潤滑油商品の迅速な開発を目指し、同社の開発センターを上海に開設した。今回、中国で2カ所目となる工場新設により、年々拡大する販売に対応し、安定的な供給を図る。

 同社は今後も、中国での地域密着の製造・販売体制を確立していくとともに、潤滑油のグローバルサプライヤーとして事業の強化・拡大を目指していく。

出光・宇部など CO2固定化と利用へ研究会を発足 

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2019年6月11日

 出光興産・宇部興産・日揮の3社は10日、CO2の固定化と利用に関する新技術開発を目的とする研究会を設立したと発表した。研究会の名称は「CCSU(Carbon dioxide Capture and Storage with Utilization)研究会」で、3月に設立した。

 複数の大学の参画を得て、産学の協働により、カルシウムなどを多く含む産業廃棄物を活用し、火力発電所や工場から排出されるCO2を資源へ転換する。

 産業廃棄物をCO2と反応させて炭酸塩化・高付加価値化し、さらに、この炭酸塩や金属イオン抽出後の残渣を、建築・土木材料、各種工業材料などの資源として活用することを目指す。

 3社のCO2削減へ向けた長年の知見や技術開発力と、今回参画する各大学が有するトップクラスの研究力を集結させ、気候変動対策と資源の確保に向け、新技術の開発を迅速に進める。

出光興産 人事②(7月1日)

2019年6月7日

[出光興産・人事②](7月1日)▽出光リテール販売中国カンパニー社長藤井厳充▽アストモスエネルギーコーポレート本部経理部長花田武和▽沖縄出光取締役沖縄油槽所長藤浩和▽出光ルブテクノ京浜事業所業務部長河村章▽出光プランテック徳山大浦事業所長高松勝正▽出光アジアパシフィック経理財務企画グループリーダー井上光太郎▽出光ベトナムガス開発ホーチミン鉱業所長兼資源部ホーチミン事務所松田学▽同部同事務所長、出光ベトナムガス開発ホーチミン鉱業所副所長西塚知久▽同部同事務所、同社同鉱業所副所長小宮洋介▽出光オーストラリアリソーシス副社長宇山史剛▽出光電子材料中国管理部長伊藤光▽出光ケミカルズ香港総経理兼上海出光化学有限公司深圳分公司総経理高木良造▽出光潤滑油(中国)有限公司筆頭副総経理北村健▽出光ルブリカンツアメリカ副社長兼デトロイト事務所長大矢泰正▽出光ルブサウスアメリカ社長木内卓也▽徳山オイルクリーンセンター工場長林克昭▽石油コンビナート高度統合運営技術研究組合技術部次長西塚隆。

 

出光興産 人事①(6月19日)

2019年6月6日

[出光興産・人事①](6月19日)▽出光ファシリティサービス社長片島宏二▽出光ルブテクノ京浜事業所長兼業務部長原田徹▽出光プランテック北海道社長野崎隆生▽京葉シーバース社長黒田靖司(6月21日)▽人事一部企画課長永和洋次郎▽千葉事業所人事課長野村浩樹▽出光アジアパシフィック社長兼経営サポートグループリーダー山本洋(6月24日)▽千葉事業所潤滑油一課長進藤禎治▽出光プランテック千葉副社長大竹昭夫(6月27日)▽供給企画部次長兼企画課長山田秀樹▽製品需給部構造改革担当アドバイザー澤山秀哉▽沖縄ターミナル常務取締役岸主税(7月1日)▽解兼企画一課長、経営企画部次長槇啓▽経営企画部企画一課長記野貴之▽資源部企画担当部長綿引勇治▽石炭事業部次長兼企画課長冨澤健治▽同事業部販売担当部長山本善弘▽同事業部西日本営業所長多田茂夫▽海外事業部ガス事業企画管理課長白川敏行▽生産技術センタープロジェクト室長兼出光エンジニアリングプロジェクト部長武市征英▽解兼出光エンジニアリングプロジェクト部、生産技術センタープロジェクト室海外事業技術グループリーダー山嵜北斗▽同室プロジェクトグループリーダー森庄次▽電子材料部安全・品質保証グループリーダー貞嶋孝典▽化学事業部物流課長森川正樹▽機能化学品部コンパウンド企画管理課長小野寺勤▽同部コンパウンド生産技術課長品川剛数▽同部コンパウンド需給課長黒澤幸一▽同部機能材料研究所基盤技術グループリーダー池田昇平▽解兼潤滑油調達課長、潤滑油一部次長井上享一▽同部潤滑油調達課長鈴木夏也▽潤滑油二部中部潤滑油課長立松義治▽販売企画課長、北海道支店副支店長二ノ倉努▽北海道支店販売一課長佐野修▽千葉事業所製油一課長佐久間修也▽同事業所化学品一課長菅井正▽同事業所工務課長山本浩司▽同事業所安全環境室長松本崇▽愛知製油所工務課長北野仁▽同製油所動力課長矢羽田健二▽徳山事業所管理課長板垣秀人▽同事業所技術課長茂木広明▽同事業所化学品一課長角田和義▽同事業所化学品二課長重田泉▽同事業所安全環境室長野中進▽出光エンジニアリングプロジェクト部プロジェクト管理課長田中聡。