積水化学グループは、2030年に業容倍増を目指す長期ビジョンを掲げ、一丸となって取り組んでいる。これまでも、社会課題解決に貢献する製品を世に送り出すことで成長してきた。社会課題解決力は企業価値向上や持続的成長の原動力であり、今後ますます必要とされる。ESGは
【化学企業 入社式訓示④】積水化学工業 加藤敬太社長
2024年4月5日
2024年4月5日
2023年11月20日
2023年10月18日
加藤社長「自然界には生命の叡智と無限の可能性」
積水化学工業はこのほど、2023年度「自然に学ぶものづくり研究助成プログラム」について、研究助成者の表彰式をオンラインで開催した。
同社グループは、自然に学んだサイエンスの知見や自然の機能をものづくりに活用する研究を支援するために、2002年度から同プログラムを実施。22回目となった今年は240件の応募から、ものづくりテーマ3件、基礎技術テーマ11件の計14件を選出している。助成期間は1年間(2023年10月~2024年9月)で、助成金として総額2500万円が配分される。
加藤敬太社長は、
2023年7月24日
2023年5月29日
2023年4月7日
2022年11月14日
2022年10月17日
2022年4月6日
2022年1月7日
昨年はコロナ禍に加え、半導体不足・原材料高騰など新たな課題が目白押しとなった。積水化学グループはこれら目先の課題に対処するだけではなく、2030年の長期ビジョンにおいてイノベーションによる社会課題の解決への貢献により持続的に成長することを目指している。
現在、地球温暖化による災害激甚化・2050年GHG排出ゼロ目標・自動車の電動化・5G/6Gの整備など大きな課題や変化が進んでいるが、これら様々な課題に対して、ポートフォリオ強化・構造改革・コスト削減・新事業創出などを着実に進めてきた。その結果、上期は計画を上回る営業利益を達成、下期も上方修正するまでに「稼ぐ力」がついてきている。
次期中期以降に向けた仕込みも着実に前進しており、4月にはゴミからエタノールをつくるバイオリファイナリ―(BR)事業が十分の一スケールで実証試験を開始する。さらに、ペロブスカイト太陽電池や細胞培養ソリューション、まちづくりプロジェクトなど、社会課題の解決に貢献する取り組み、イノベーションも進展している。
また昨年を振り返る上で欠かせないのが、女子陸上競技部の活躍だ。東京五輪出場とクイーンズ駅伝での初優勝には、皆が元気と勇気をもらった。特に駅伝は「優勝」というありたい姿をチーム全員で共有し、一人ひとりが何をなすべきかを考え、力強く一歩踏み出す挑戦の末につかみとった勝利であり、大変誇らしく思っている。
今年は、今年度の計画を必ず達成し、2022年度は次期中期に向けて一気に加速する年にしたい。予断を許さない経営環境は続いているが、この2年近くコロナ禍の中で培ってきた力は本物だ。この蓄えた力を基に、各事業では変化に対応したポートフォリオの強化、聖域なき構造改革、高付加価値製品へのシフトなどにスピード感をもって取り組む一方、次期中期以降のための仕込みや成長投資なども一段と加速しなければならない。挑戦をけん引する次期リーダーの育成にも注力し、それを支える企業風土や制度の改革も推進していく。
今中期計画で目指す、次期中期計画そして長期ビジョンに向けての「Drive」を全員で実現したい。