出光興産は4日、南海トラフ巨大地震(東側半割れケース)を想定した「総合防災訓練」を、3日にリモート(オンライン)で実施したと発表した。
訓練は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本社対策本部を含む194人がリモートで参加。関係各署が南海トラフ巨大地震(東側半割れケース)を想定したシナリオに基づき、リモート環境下での的確な情報の収集・選別・報告に取り組んだ。
巨大地震などの自然災害が危惧される中、エネルギーの安定供給を使命としている同社は、首都直下地震および南海トラフ巨大地震を想定した事業継続計画(BCP)を策定。災害発生時にも事業の継続を確保し、被災者の救援と被災地の早期復興に貢献することを目指している。
また、2007年からはBCPの実効性を高めることを目的とした「総合防災訓練」を毎年実施しており、今回で14回目の開催となった。
同社は今後も、訓練を継続的に実施し実践的な災害対応力の強化に努め、エネルギーの安定供給と社会貢献に取り組んでいく考えだ。