住友化学はこのほど、ニューヨークの国連本部で9月に開催された「国連グローバル・コンパクト(UNGC)・リーダーズ・サミット2018」で、同社グループとして「国連グローバル・コンパクト・リード企業」に認定されたと発表した。
同社グループのUNGCへの継続的な関与と、UNGCが定める四分野(人権・労働・環境・腐敗防止)10原則を遵守した事業活動が評価されたもの。
リードの認定基準について①少なくとも二つのUNGCアクションプラットフォームに参加し、UNGC活動に継続的に関与するとともに、十原則とグローバル目標に沿ったリーダーシップを明確に示し、実践すること②10原則の取り組みの進捗状況詳細について、年次サステナビリティレポートを毎年提出すること―が示されている
。同社グループは2005年1月に日本の化学会社として初めてUNGCに加盟し、11年からはUNGCリードの発足メンバーとして活動に参画してきた。今年は、アクションプラットフォームの「Breakthrough Innovation for the SDGs」と「Pathways to Low-Carbon and Resilient Development」に参加している。
UNGCは、各企業・団体が、責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みで、1万3000以上の企業・団体が署名している。
UNGCに対するリード企業の関与をより一層促すため、UNGCは今年、リード企業認定基準をより明確にし、その結果、世界で34社(うち日本の企業は同社を含めて2社)がリード企業に認定された。