塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、10月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比1.7%増の15万4900tと、国内出荷の回復と輸出の増加が寄与し2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同10.1%増の6万5100tと、5月以降は6カ月連続で前年を上回る高水準で推移しており、主要輸出先であるインドを中心とした堅調な需要が見られる。この基調が続けば、今年(暦年)の輸出量は70万t超えも予想される。
一方、国内出荷は
2020年11月27日
2020年10月26日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、9月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量はマイナスに転じ、前年同月比2.5%減の14万9000tとなった。国内出荷は同8.3%減の8万3000t、輸出は同6.1%増の6万6000tだった。国内出荷は引き続きマイナス基調ながらも、4月以来、5カ月ぶりに減少幅が一桁台にまで縮小し、前月との比較でも28%超伸びてきていることから回復傾向が伺える。輸出は伸び幅の減少はあったものの5カ月連続のプラスで推移した。
国内出荷を用途別に見ると、硬質用は
2020年9月28日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、8月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比5.4%増の13万7200tとなり2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同24.7%増の7万2600tと、今年の最高値を3カ月連続で更新。主要輸出先であるインドを中心に需要回復が見られ、前月との比較でも11.4%と大きく伸長している。
一方、国内出荷は前年同月比10.2%減の6万4600tと11カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は4カ月連続で前年水準の80%台で推移する。
用途別では、
2020年8月27日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、7月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比6.2%減の14万600tとなりマイナスに転じた。輸出は同17.0%増の6万5100tと、今年の最高値を2カ月連続で更新。主要輸出先であるインドでの段階的なロックダウン解除に伴い、経済活動が活発化する同国向けを中心に輸出が伸長したようだ。
一方、国内出荷は同20.0%減の7万5500tと10カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は3カ月連続で前年水準の80%台で推移する。
用途別では、硬質用
2020年7月16日
2020年6月22日
2020年5月29日
2020年4月23日
需要期待値は前年並みも、コロナが下振れ要因に
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、2019年度(19年4月~20年3月)の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は、前年を2万5000t下回り、前年度比2%減の101万9000tとなった。上期(4-9月期)は好調だった前年度の勢いを維持し、高水準の出荷が続いたものの、下期(10-3月期)に入り陰りが見え始め、10月以降は前年を割り込む月が続いた。
横田浩会長(トクヤマ社長)は20日に、19年度の出荷実績を総括するコメントを発表。昨年の度重なる自然災害などの影響に触れ、
2020年4月23日
2020年3月26日