塩ビ樹脂 2月は国内・輸出とも前年比増、硬質は低調

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2024年4月24日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が発表した需給実績によると、2月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は、前年同月比0.8%増の7万1300tと6ヵ月ぶりに前年実績を上回った。

 用途別では、硬質用は

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塩ビ樹脂 4月のインド向け輸出価格、3ヵ月連続ステイ

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2024年4月3日

中国品増加で需給均衡、需要家の購買意欲が低下

 塩ビ樹脂(PVC)の4月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月並みの850ドル、中国その他向けが同10ドル高の805ドル/tで決着した。台湾大手メーカーは、インド向け同10ドル高の830ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同10ドル高の805ドル/t(同なし)で決着している。台湾大手メーカーの

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塩ビ樹脂 6月のインド向け輸出価格、2ヵ月連続で下落

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2022年6月8日

中国品の流入で価格を下押し、需給タイトも緩和

 塩ビ樹脂(PVC)の6月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比170ドル安の1530ドル/t、中国その他向けは同130ドル安の1210ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、

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塩ビ樹脂 1月の国内出荷は1%減、輸出伸長し総出荷は増

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2022年3月28日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、1月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は前年同月比1.0%減の7万6800tと2ヵ月連続のマイナスだった。

 用途別では、

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塩ビ樹脂 10月の国内出荷は4%減、輸出は6万tに迫る

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2021年12月8日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、10月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は前年同月比3.7%減の8万6500tと、8カ月ぶりにマイナスに転じた。硬質用は同6.0%減の4万4900t、軟質用は同1.9%減の2万600t、電線・その他用は同0.3%減の2万900tと3用途とも前年実績を下回った。前月比では

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塩ビ樹脂 今年2回目となる値上げ、早期決着図る

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2021年6月17日

川下の価格転嫁が進行中、交渉が長引く可能性も

 塩化ビニル樹脂(PVC)メーカー4社による原料高に対応した値上げが出揃い、早期決着に向けユーザーとの交渉が本格化している。各社は、5月下旬から6月初旬にかけて改定幅を「キロ10円/kg以上」または「12円/kg以上」で打ち出し、6月中旬から7月初旬の実施を目指している。しかし、PVCの値上げは今年に入り2回目となり、

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塩ビ樹脂 6月のインド向け輸出、大幅安の決着に

2021年6月2日

前月までの高騰の反動、コロナ影響で稼働低下も

 塩ビ樹脂(PVC)の6月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比220~240ドル安のCFR1580~1600ドル/t、中国その他向けは同200ドル安の1340ドル/tで決着した。インド向けは3カ月ぶりに、中国は13カ月ぶりの値下げとなっている。

 世界のPVC市場は、

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塩ビ樹脂 2月のインド向け輸出は1600ドル/tに

2021年1月27日

需給タイトで品薄感が継続、転嫁遅れで天井感も

 塩ビ樹脂(PVC)の2月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140~150ドル高のCFR1600ドル/t、中国その他向けも前月比30ドル高の1190ドル/tで決着した。世界的に需給がひっ迫する中、インド向けは10月以降で650ドル、中国向けも6月以降で560ドルも上昇している状況だ。

 台湾大手メーカーも、インド向け

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塩ビ樹脂 9月のインド向け輸出は前月比40ドル高

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2020年8月31日

経済活動再開で需要がおう盛、3カ月連続で上昇

 塩ビ樹脂(PVC)の9月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比40ドル高のCFR950ドル/t、中国その他向けも同30ドル高の840ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同30ドル高の890ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同30ドル高の840ドル/t(同なし)で決着しており、両地域ともオファー価格が7月以降3カ月連続で上昇している。

 コロナ禍による行動制限が解除され、各国の経済活動が強まっている。PVCの需要が活発化する中、域外品の流入が弱まり需給が締まったことが、輸出価格を押し上げる結果となった。

 地域別に見ると、インドは、国内でコロナ禍の影響がまだら模様で拡大していることに加え、不需要期となるモンスーン期(6~9月)に入ったことから、調整局面になると見られていた。しかし、政府が経済再開を推進したため、パイプなど農業関連資材向けにおう盛な需要が継続している。その背景として、4~5月のロックダウンによる輸入制限で在庫が大幅に減少していたことが挙げられる。今後についても、モンスーン期明けの需要期に入ってくることから、輸出価格が一段と上昇するとの見方が強い。

 一方、いち早く経済活動が再開された中国では、政府の景気刺激策の効果もありPVCの事業環境が改善されている。国内カーバイド法PVCも、インフラ整備などの需要が強いことから、価格が高止まりの状態が続いており、再輸出品向けに使用される輸入PVCの価格を下支えしている。さらに、域外品の流入が弱まったことから伺えるように、欧州や南米などの各国でもPVC需要が回復傾向となってきた。そのため、中国からの再輸出品に対して外需が戻りつつあり、今後、中国向け輸出価格も上昇基調が続きそうだ。

 こうした中、今月半ばに米国のプラントでトラブルが発生し、フォースマジュール(不可抗力)が宣言された。さらに需給バランスがタイト化する可能性が高く、この先のPVC市場の動向が注目される。なお、日本の7月のPVC輸出は、国内の各プラントが順調に稼働していることから、前年同月比17.0%増の6万5100tとなった(VEC発表)。前月に引き続き6万t台の高水準を継続しており、1-7月期で見るとほぼ前年のレベルまで戻っている。