宇部興産の4-6月期 化学の各事業がけん引し増収増益

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2021年8月4日

 宇部興産は3日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高1463億円(今年度より収益認識に関する会計基準を適用)、営業利益89億円(前年同期比95億円増)、経常利益89億円(同102億円増)、純利益47億円(同60億円増)となった。

 電話会議による決算会見において、藤井正幸取締役常務執行役員は、「昨年同期はコロナ影響の拡大で需要が減退し業績が悪化した。しかし、昨年後半以降は回復傾向が続いており、今期の営業利益はコロナ禍前の2019年度第1四半期(73億円)を上回る水準となった」と総括した。

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宇部興産 人事(1日)

2021年8月2日

[宇部興産・人事](1日)▽化学生産本部千葉石油化学工場プロセス技術グループリーダー兼海外プロジェクト支援グループリーダー坂上修一。

宇部興産 連結子会社の山石金属を古河機械金属に譲渡

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2021年7月30日

 宇部興産は29日、連結子会社である山石金属について、保有する全株式を古河機械金属に譲渡することを決定したと発表した。なお、譲渡日は10月1日を予定している。

 山石金属は、自動車部品の素形材向けを中心にアルミニウム粉や錫粉、銅粉などの金属粉を供給している。一方、同社を所管する建設資材カンパニーは、2022年4月1日付で三菱マテリアルとセメント事業および関連事業などの事業統合を予定しており、山石金属は事業シナジーの観点から、素材加工技術や粉末冶金技術の展開と強化を図る古河機械金属に譲渡することが最適と判断した。

宇部興産 消費者庁所管の内部通報制度認証に登録

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2021年7月27日

 宇部興産は26日、消費者庁所管の「内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)」(WCMS認証)の登録事業者として登録されたと発表した。WCMS認証は、事業者が自らの内部通報制度を評価して申請。消費者庁の認証基準に適合している場合、自己適合宣言登録事業者として登録され、所定のWCMSマークの使用が許諾される。

内部通報制度(WCMS)認証に登録
内部通報制度(WCMS)認証に登録

 同社では、UBEグループにおけるコンプライアンス問題の発生やそのおそれがある場合に、グループ各社の役員・社員や業務委託先などの役員・社員が直接通報できる内部通報窓口(UBE C‐Line)を設置。人権侵害や不正行為、その他の法令違反などに関する幅広い内容の通報を受け付け、違反行為の早期発見および是正措置、再発防止などに努めている。また、内部通報制度の運用にあたっては、通報者が安心して制度を利用できるよう、社内規程で通報に関する情報の秘密保持義務や通報者に対する不利益取り扱いの禁止を定めるなど、制度の適切な運用に取り組んでいる。

 同社は今後も、内部通報制度の浸透と信頼性の確保に努めるとともに、グループ全体のコンプライアンス確保と推進体制の強化を図っていく。

 

宇部興産 CPLの7月契約価格、3カ月連続ステイ

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2021年7月21日

需給タイトがやや緩和も、ベンゼン市況が再上昇

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、7月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月と同額の2070ドル/tで決着した。これで5月から3カ月連続でステイとなっている。これまでアジア市場では、台湾大手メーカーのトラブルや定修により、ひっ迫感が続いていた。こうした中、ようやく台湾メーカーが稼働を再開してきたことで、ややタイトのレベルまで需給バランスが改善している。ただ、

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宇部興産 ESG投資のFTSEインデックス、構成銘柄に

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2021年7月20日

 宇部興産はこのほど、ESG投資の代表的な指数「FTSE4Good Index Series」および「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に選定されたと発表した。

 両インデックスは、ロンドン証券取引所の子会社であるFTSE Russellが開発。国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)を含む、ESG(環境・社会・ガバナンス)の各分野における国際基準と高い整合性をもった評価モデルに基づき、ESGについて優れた対応を行っている企業が選定される。また、日本企業から構成される「FTSE Blossom Japan Index」は、世界最大規模の公的年金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESG投資のための株価指数として採用している。

 同社は創業の精神と経営理念に基づき、事業を通じて社会のサステナビリティに貢献する。今年4月には新たに「サステナビリティ基本方針」を策定し、サステナビリティ経営に関わる基本方針や推進体制を明確に示し、ESGへの取り組みを一層強化している。

 また、来年4月から「UBE(ゆーびーいー)」に商号変更し、化学事業会社として新たな一歩を踏み出す。今後も持続可能な社会に求められる価値を創出し続け、地球環境問題、人々の生命と健康、そして豊かな未来社会に貢献するグローバル企業として、持続的成長を実現していく。

宇部興産と三菱マテリアル 統合会社を「UBE三菱セメント」に

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2021年7月8日

 宇部興産と三菱マテリアルは7日、今年4月に両社のセメント事業およびその関連事業等を統合するための承継会社として設立した「C統合準備」社について、統合効力が発生する来年4月1日以降の商号を「UBE三菱セメント(MUCC)」にすると発表した。

 これまでの販売・物流の共同事業からセメント事業およびその関連事業全体へとさらに発展させた新たな統合会社の設立にあたり、新たな商号には、「UBE」ブランドと「三菱」ブランドの真の融合により、進化し続けるグローバルカンパニーを目指すとの思いが込められている。

 併せてMUCCの代表者について発表。社長には宇部興産 建設資材カンパニープレジデントの小山誠代表取締役専務執行役員が、代表取締役副社長には三菱マテリアル セメント事業カンパニープレジデントの平野和人執行役常務が就任する。

宇部興産 人事(1日)

2021年7月2日

[宇部興産・人事](1日)▽ナイロン・ファイン事業部ケミカル開発部長井伊宏文▽人事部人事事務グループリーダー兼出向宇部興産総合サービス吉川直樹▽名古屋支店総務課長伊藤真由美▽化学生産本部生産技術センターデジタル技術グループリーダー古屋敷啓一郎▽購買部第二グループリーダー藤本直秀▽経理部主計グループリーダー藤田雄次。

宇部興産 CPL6月契約価格、前月と同額で決着

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2021年6月18日

ベンゼン市況軟化も、需給タイトが価格を下支え

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月と同額の2070ドル/tで決着した。

 6月のベンゼンACPが前月比25ドル安の970ドル/tに弱含んだことに加え、主要な輸出先である台湾市場は長引いていた定修が終了し稼働が再開してきたこともあり、需要家の買い気配は以前に比べ強くない。しかし、域外品の流入も少なく需給タイトが継続していることから、ロールオーバーとなっている。スプレッドについても、

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宇部興産 新型コロナワクチン、職域接種を山口で実施

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2021年6月15日

 宇部興産はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大防止に貢献していく観点から、ワクチンの職域接種に協力することを決定した。これは政府方針を受けたもので、自治体のワクチン接種を補完する。

 ワクチンは、山口県内(宇部・伊佐)の事業所に勤務する社員について、希望者を対象に社内施設を使用して接種する予定。

 UBEグループは今回の職域接種だけでなく、在宅勤務の徹底や時差出勤の推進など、コロナ感染の拡大防止に向けて各種取り組みを継続しており、コロナ感染症の早期収束に向けて貢献していく。