帝人フロンティア 廃棄衣料品をリサイクル、システムの構築で協業

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2022年8月29日

 帝人フロンティアはこのほど、ファイバーシーディーエム(F・CDM)と共同で、廃棄衣料品の回収、選別、再生原料化といったリサイクルシステムを構築する取り組みを開始すると発表した。

ファーバーシ―ディーエムのりんくう工場

 F・CDMが有する国内外の古着の回収ネットワーク、リユースおよびリサイクルのための選別技術と知見に、帝人フロンティアが長年培ってきたポリエステルのリサイクル技術を組み合わせ、廃棄衣料品から再生ポリエステル原料を作るリサイクルシステムの構築を目指す。

 国内では、

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帝人フロンティア 高強度RFIDタグ販売、耐久性と柔軟性を両立

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2022年7月28日

 帝人フロンティアはこのほど、耐久性と柔軟性をあわせもつ高強度RFIDタグ「RECO TAG(レコ タグ)」を開発し、今月から販売を開始すると発表した。

「レコ タグ」

 「レコ タグ」は、アラミド繊維を芯にして銅メッキを施した導電糸を束ねてフッ素樹脂コーティングしたアンテナ線を使用。そのため数十万回の屈曲が可能となり、高い強度と高弾性、耐熱性を発揮することで、高温洗浄・乾燥が必要な工業洗濯を行う製品にも使用できる。」

 また、

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帝人フロンティア ポリエステル繊維、新リサイクル技術開発

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2022年5月25日

新触媒で「繊維to繊維」実現、3年後に商業化

 帝人フロンティアはこのほど、新たに開発した解重合触媒を使用し、着色されたポリエステル繊維を石油由来の原料と同等の品質に再生できるリサイクル技術を開発した。今回の新技術の開発を足掛かりに、より一層のリサイクル促進による循環型社会の実現に貢献していく方針だ。

 同社は、以前からポリエステルのリサイクル事業に取り組む。ポリエステルの製造技法の1つである

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帝人フロンティア ゴム補強用ポリエステルNF短繊維を開発

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2022年5月20日

 帝人フロンティアはこのほど、補強性能に優れ、環境負荷低減に貢献するゴム補強用ポリエステルナノファイバー(NF)短繊維を開発した。

ポリエステルナノファイバーとPEの「海島複合断面」

 ゴム製品の補強効果を高めるため短繊維をゴムの補強材として用いるが、繊維が長いほどゴムへの練りこみ工程において絡みやもつれが発生しやすく、繊維の

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帝人フロンティア ポリエステル繊維を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年4月13日

 帝人フロンティアは12日、ポリエステル繊維について、5月出荷分から値上げする、と発表した。対象製品と改定幅は、ポリエステル繊維(長繊維・短繊維)および紡績糸が「50円/kg」、テキスタイルが「1mあたり10~15%」。

 原油やポリエステル原料(PTA、EG)の価格が上昇し、また、需要が拡大しているポリエステルリサイクルチップの価格も上昇している。さらに海上運賃をはじめ物流費が高騰し、急激な円安により製造コストが上昇している。

 こうした中、同社は、生産効率化や経費削減などにより販売価格の維持に努めてきたが、これらコスト上昇が自社の合理化努力で吸収できる範囲を超えていることから、製品の安定供給を確保するため、今回の値上げを決定した。

帝人 ポリエステル繊維のCO2排出量算出システム開発

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2022年4月8日

 帝人フロンティアは7日、ポリエステル繊維の製造段階におけるCO2排出量の算出システムを開発したと発表した。これにより、同社が製造するポリエステル繊維についてLCA(ライフサイクルアセスメント)の対応が可能となる。

 近年、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次報告書や、

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ピエクレックス、動きで電気を起こす繊維で協業

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2022年3月18日

グミを噛んで抗菌作用、マスク生活に楽しみ提案

発表会(左からUHA味覚糖 松川執行役員、ピエクレックス 玉倉社長、デサントジャパン 岡田部長)

 帝人フロンティアと村田製作所の合弁会社であるピエクレックスは16日、デサントジャパンおよびUHA味覚糖と協業し、〝人の動き(咀嚼)〟に着目して開発した新製品について販売を開始すると発表した。ピエクレックスの抗菌効果をもつ次世代繊維「PIECLEX」のユニークな特性を生かし、デサントは「PIECLEX MASK(ピエクレックスマスク)」を、UHA味覚糖は「DOMAC(ドゥーマック)グミ」を、それぞれ発売する。

 同日開催された記者会見において、ピエクレックスの玉倉大次社長は

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帝人フロンティア 医療用ガウンの一貫生産工場、松山事業所に新設

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2022年3月2日

 帝人フロンティアはこのほど、不織布から製品までの一貫生産を可能とする自動化設備を備えた医療用ガウンの工場を松山事業所(愛媛県松山市)内に新設すると発表した。投資金額は約20億円で、今年12月から生産を開始する。

国内で一貫生産する医療用ガウン

 同社は、新型コロナ感染症が拡大する中、医療従事者をサポートするための医療用ガウンの生産・供給に取り組んでいる。しかし、感染が急拡大した局面には、

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帝人フロンティア アパレル業界の課題解決に向けFFGに参画

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2021年12月15日

 帝人フロンティアはこのほど、アパレル業界が抱える環境負荷などの課題解決を目的とした国際的なイノベーションプラットフォーム「Fashion For Good」(FFG:オランダ・アムステルダム)に、東アジアの企業として初参画したと発表した。

 FFGは、衣料品やその原料の生産・運送時に発生する環境負荷や、使用済み衣料品の廃棄問題、リサイクルの仕組み作りなど、アパレル業界が抱える多くの課題解決に向け2017年に設立。欧州を中心とするアパレルや小売り企業をはじめ、原料・素材メーカー、繊維加工、縫製、物流など様々な業種のスタートアップ企業や研究機関が参画し、環境負荷軽減や世界的なリサイクルのシステム作りを中心とする7つの重要課題に対して、共同で技術開発や仕組み作りなどの課題解決に取り組んでいる。

 帝人フロンティアは今回の参画を機に、長年にわたり蓄積したリサイクル技術を活用し、使用済み衣料品や繊維屑を原料としてプラットフォーム内でケミカルリサイクルされるポリエステルチップの品質評価や、同チップを使用した原糸の製造、品質評価などを実施していく。保有する技術や知見を活用し、より効率的な「繊維to繊維」の仕組み作りを目指すとともに、FFGが設定する他の重要課題の解決に向けても貢献していく考えだ。

 帝人フロンティアは、環境戦略として「THINK ECO」を掲げ、衣料から産業資材まで幅広い用途で、リサイクルをはじめとする地球環境に優しい活動を実践。また、SDGs(持続可能な開発目標)の目標の1つである「持続可能な消費と生産」に対し、廃棄物の削減やリサイクルの推進など、資源の有効活用に資する社会システムの普及に取り組んでいる。今後も国内外での活動を積極的に推進し、地球環境の保全に一層貢献していく。

旭化成 エアバッグ基布製造拠点、帝人とベトナムに新設

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2021年12月14日

 旭化成と旭化成アドバンスは13日、ベトナム・ハノイ近郊(タイビン省)において、帝人フロンティアと旭化成エアバッグファブリックベトナム(AFV)を設立し、エアバッグ基布製造拠点を新設することを決定したと発表した。なお、AFVの出資比率は、旭化成74%、旭化成アドバンス20%、帝人フロンティア6%。エアバッグ基布の新設備は年産約2000万㎡で、2024年上期の稼働を予定している。

 旭化成のナイロン66繊維「レオナ」は、高強度、高耐熱、高耐久、軽量という特性を有し、自動車用エアバッグ向け原糸やタイヤの補強材として、自動車産業を中心に広く工業資材分野で採用されている。中でも、主力用途のエアバッグは、アジア地区での自動車生産台数の増加および安全要求の高まりにより、搭載率が上昇し、搭載部位も増加するなど、さらなる成長が見込まれている。また、CASEやサステナビリティの観点から、顧客のエアバッグに対するニーズの多様化も予想されている。

 これまで旭化成グループは、エアバッグ素材メーカーとして、「ナイロン66原糸の製造・販売」、「中国における帝人フロンティアとのエアバッグ基布製造合弁会社の運営」および「縫製品の製造・販売」を行ってきた。こうした中、原料・原糸・基布・縫製の一貫開発および生産体制を構築し、顧客への迅速な対応と、さらなる付加価値の提供を実現するために、AFVの設立およびベトナムにエアバッグ基布製造拠点の新設を決定し、エアバッグ素材サプライチェーンの一層の強化を図っていく。

 旭化成グループは今後も、エアバッグ素材サプライチェーンにおける全てのセグメントにおいて、顧客ニーズに合わせた事業拡大・安定供給を継続し、事業環境変化に応じた技術向上に努めることで、現在から未来への安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献していく。