積水化学工業 セキスイハイムのスマート&レジリエンスを実証

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2021年11月25日

 積水化学工業はこのほど、3つの新技術を搭載した「新スマートパワーステーションFR GREENMODEL」(新グリーンモデル)について、「スマート&レジリエンス」技術の実証を開始すると発表した。

 これは環境省が実施する実証事業の優先テーマ「エネルギーの自給自足かつ甚大化する災害・感染症への同時対応が可能な脱炭素型住宅モジュールの開発・実証と低コスト化」に、同社と共同実施者(ニチコン、電力中央研究所、東京大学生産研究所)が提示した技術開発・実証テーマ「エネルギー自給自足ユニットの技術開発・実証」が採択されたことを受けたもの。

 「新グリーンモデル」の居住者に最新の「スマート&レジリエンス」の魅力を実感してもらい、電力量データ取得やアンケートなどの評価を通じて、①大容量太陽光発電システム+大容量蓄電池「e‐PocketGREEN」での自給自足型生活によるCO2削減効果の実証、②換気・空調システム「快適エアリーT‐SAS」の空気環境と住まい手の健康状態の調査・分析、③省エネ行動を促すスマートハイムアプリ(統合型ユーザーインターフェース)のユーザビリティの検証を行い、エネルギー自給自足を推進する技術のさらなる強化と普及を図る。

 積水化学工業は、環境問題をはじめとした社会課題の解決や強固な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけて推進する、「顧客価値」と「事業価値」の両立によるESG経営をさらに推し進め、国が目指す温室効果ガス(GHG)削減目標・カーボンニュートラルの実現に貢献していく。

セキスイハイムの新技術 評価・実証フロー

積水化学工業 セキスイハイム50周年記念モデル第5弾を発売

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2021年10月15日

 

「新スマートパワーステーションFRグリーンモデル」の外観

 積水化学工業は14日、住宅カンパニーが、セキスイハイム誕生50周年記念商品として、「新スマートパワーステーションFR GREENMODEL」(新グリーンモデル)を今月23日から発売すると発表した。販売エリアは全国(北海道、沖縄、多雪地域および一部離島地域を除く)で、販売目標は年間1600棟を掲げている。

 現在、2050年までに脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現、2030年にGHG削減の新目標(2013年度比46%削減)が国により示され、環境意識の高まりに応えることがこれまで以上に求められている。

 同社は、今年4月からスタートした「スマートハウスナンバーワンプロジェクト」において、スマート、レジリエンスに特化した商品開発を推進しており、今回、50周年モデルの集大成として「新グリーンモデル」の発売に至った。

 同商品は、「できるだけ電気を買わない、先進の暮らし」を実現するエネルギー自給自足型住宅の最新モデル。新開発の大容量電池「e‐PocketGREEN」と大容量太陽光発電システム(PV)により、「環境貢献」「経済性」「レジリエンス」の三つのスマート性能が大幅に進化。昼も夜もPVで発電した電気を十分に使え、できるだけ電気を買わないエネルギー自給自足型の暮らしを実現する。

 特長として、①環境貢献:年間約260日分相当の電力をPVのクリーンな電気で賄うことができ、エネルギー自給自足率は昨年モデルの約66%から約73%に向上(PVの売電をCO2排出の削減とみなすと、CO2排出量は年間マイナス約1060kg)、

 ②経済性:太陽光発電の余剰電力を優先的に売る暮らしで経済性が全国で年間約1~3万円優位。寒冷地や電気料金単価の高いエリアなどでも、家計にやさしい暮らしが可能、

 ③レジリエンス:停電時でも「e-PocketGREEN」に貯めた電力では、すべての電源コンセントで最大3500W(PV発電時は最大5500W)まで同時に使用が可能、などが挙げられる。

 同社は今後、「新グリーンモデル」を中心に新しい暮らしのスタイルをユーザーに提案し、脱炭素社会に貢献していく。