レンゴー 球状セルロース微粒子の新プラント本格稼働

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2022年7月14日

 レンゴーはこのほど、マイクロサイズの球状セルロース微粒子「ビスコパール」の新プラントが7月中に本格稼働すると発表した。同社金津工場(福井県あわら市)敷地内に新設し、生産能力は年産120t。新たな製造技術で品質を向上させる。

 木材由来パルプを原料とする「ビスコパール」は

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三井化学 バイオマスとリサイクル、新ブランド立ち上げ

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2022年4月15日

 三井化学は、カーボンニュートラル(CN)とサーキュラーエコノミー社会の実現に向け、その取り組みと製品に対する新ブランドとして、バイオマス製品「BePLAYER(ビープレイヤー)」とリサイクル製品「RePLAYER(リプレイヤー)」を立ち上げた。対となる2つのソリューションブランドを両輪で展開していくことで、サステナブルを超えたリジェネラティブ(再生的)な社会の実現を目指す。

バイオマス製品「BePLAYER」とリサイクル製品「RePLAYER」の新ブランド。素材の素材から世界を刷新し、リジェネラティブなライフスタイルを実現する

 「BePLAYER」は、

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三井化学 市原工場で炭化水素系合成油の新プラント完成

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2020年11月13日

 三井化学は12日、市原工場(千葉県市原市)内に炭化水素系合成油「ルーカント」の新プラントが完成し、同日に竣工式を行ったと発表した。生産能力は年産約2万t。現在同製品の生産を行う岩国大竹工場(山口県和木町)と合わせて、生産能力はほぼ倍増することになり、2拠点体制の下、世界の旺盛な需要への対応とBCPの強化を図っていく。営業運転は来年4月の開始を予定する。

竣工式にて。佐藤常務執行役員・モビリティ事業本部長(手前)と細見市原工場長
竣工式にて。佐藤常務執行役員・モビリティ事業本部長(手前)と細見市原工場長

 「ルーカント」は、同社が世界で初めて商品化した高性能炭化水素系合成油であり、粘度の温度依存性が小さく、剪断安定性・熱化学的安定性に優れているなどの特長をもつ。そのため、極めて高品質が求められる自動車ドライブラインのギア油をはじめ、工業用潤滑油・グリースなどの粘度調整剤として採用されており、主要な自動車メーカーや潤滑油メーカーに認証されている。「ルーカント」は、低環境負荷ニーズの高まりの中、省燃費や長寿命に貢献するものとして世界的に需要の増大が見込まれている。

 三井化学は、潤滑油添加剤パッケージ最大手のルーブリゾール社(The Lubrizol Corporation)との戦略提携を行っており、両社で潤滑油市場での「ルーカント」事業のさらなる拡大・成長を図っていく。同時に、三井化学独自の取り組みとして、エラストマー、エンプラ改質用途など、機能性液状ポリマーとしての積極的な市場・用途開発に取り組んでいく考えだ。

三井化学 スマホ多眼化需要に対応、COCを1.5倍に増強

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2020年4月23日

 三井化学は22日、スマートフォンのカメラレンズなどを主用途とする、環状オレフィンコポリマー(COC)「アペル」について、大阪工場内に新プラントを建設すると発表した。スマホカメラレンズの多眼化などにより急拡大する需要に対応するため。

環状オレフィンコポリマー「アペル」
環状オレフィンコポリマー「アペル」

 同製品は屈折率が高く複屈折が小さいという特徴から、スマホのカメラレンズを中心に情報電子関連分野の光学材料として採用が多い。既存設備は、岩国大竹工場と大阪工場にそれぞれ1系列の合計2系列。今回の新設により3系列の供給体制を構築することで、生産能力を約1.5倍に増強する。新プラントは今月に着工し、2022年3月の完工を予定。

主用途 スマートフォンカメラ 
主用途 スマートフォンカメラ

同社は、「アペル」を含むICT(情報通信技術)向け機能性ポリマー事業を成長分野と位置づけている。今回の能力増強で当面の需要拡大への対応が可能となる見通しだが、さらなる需要拡大に適切に対応するため、次期能力増強の検討にも着手する方針だ。今後は車載用カメラやヘッドマウントディスプレイ、医療用途などの新規需要獲得により事業拡大を図っていく。

ランクセス 中国で新プラントが稼働、高性能プラスチックを製造

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2019年10月25日

 ランクセスはこのほど、中国・常州拠点の新プラントを稼働させた。この新しいコンパウンディング施設では、特に自動車分野と電子・電気産業向けの高性能プラスチック「デュレタン」と「ポカン」ブランドを製造する。

 新プラントの特長は、インテリジェント製造設備になっていること。計量から溶融、混合、冷却、造粒、ペレット冷却、パレタイジングまで、製造工程全体を自動制御できるよう設計されている。

 例えば、計量システムは連続製造を可能にするため、複数のロス・イン・ウエイト式連続定量供給装置を導入した。ペレット加工システムは供給と運搬が完全自動で管理。押出機から出された高温のプラスチックストランドは、自動的に冷却槽に投入され、完全冷却後に自動コンベヤに転送されて造粒のためペレタイザーに送られる。

 また、環境基準に準拠するため、新しい製造拠点すべてに最先端の技術を導入した。高性能で低消費電力を備えた最新のミキサー、廃水・排ガス・ダストの効率的な処理システムなどが、消費電力削減・素材の消費量削減・汚染物質削減のクリーンな製造プロセスを実現している。

 ランクセスのハイパフォーマンスマテリアル(HPM)ビジネスユニットはグローバル製造ネットワークを運営しており、ドイツのドルマーゲンで研究開発、クレフェルト‐ユルディンゲンでPA6の重合とコンパウンディング、ハッム‐ユントロプでPBTの重合とコンパウンディング、ブリロンで「テペックス」の製造と開発、ベルギーのアントワープでPA6の重合、中国の無錫と常州、インドのジャガディア、米国のガストニア、ブラジルのポルトフェリースでコンパウンディングを行っている。

三井化学 市原工場で潤滑油配合剤の新プラント起工式を開催

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2019年5月7日

 三井化学は市原工場(千葉県市原市)で、炭化水素系合成油「ルーカント」を製造する新プラントの起工式を4月25日に執り行った。

佐藤 幸一郎常務執行役員 モビリティ事業本部長
佐藤 幸一郎常務執行役員 モビリティ事業本部長

 同製品については、市原工場内に年産2万tのプラントを新設することで、現在生産を行う岩国大竹工場(山口県和木町)と合わせて、生産能力をほぼ倍増にする。営業運転開始は、2021年2月を予定。

 「ルーカント」は同社が世界で初めて商品化した高性能炭化水素系合成油。粘度の温度依存性が小さく、剪断安定性・熱化学的安定性に優れるなどの特長を生かし、主に潤滑油の粘度調整剤として自動車ドライブラインのギア油、工業用潤滑油、グリースを含む極めて高い水準での品質が求められる用途に採用されており、主要な自動車メーカーや潤滑油メーカーに認証されている。

 また、「ルーカント」は世界的な低環境負荷(省燃費、長寿命)ニーズが広がる中、潤滑油添加剤パッケージ最大手・ルーブリゾールとの戦略提携により、潤滑油産業向けの販売を拡大中だ。

 同製品の安定的な供給能力の確保とさらなる事業強化を目的に今回、生産能力を増強し、三井化学とルーブリゾール両社で同事業の拡大・成長を図っていく考え。