日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、10月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比7%減の5万2300tと、2カ月ぶりにマイナスとなった。その要因として、10月の価格改定で値上げが予定されていたことから9月に仮需が発生し、その反動が出たことが挙げられる。
用途別で見ると、包装用は
2020年12月4日
2020年10月22日
室園会長「需要は回復傾向も、今後の動向を注視」
日本スチレン工業会は21日、都内で定例会見を開催し、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の出荷実績について説明を行った。
1-9月期のPSの国内出荷は、前年同期比6%減の45万1000tとなった。室園康博会長(PSジャパン社長)は、「9月の国内出荷は大きく伸びた。PSメーカー各社が10月からの値上げを打ち出していたこともあり、駆け込み需要が発生したことが背景にある。また、包装系や家電系を中心に、7月以降は需要が回復傾向となってきたことも大きい。ただ、例えば巣ごもり需要でスーパーが好調な反面、コンビニが振るわないなどまだら模様となっており、動向を注視している」と総括した。
輸入品については
2020年9月25日
2020年8月28日
日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比1%増の5万5600tと、4月以来3カ月ぶりに5万t台を回復した。その要因として、7月にPS価格が値下げされたことや、コロナ禍の影響が弱まり需要が増加したことが挙げられる。
PSは原料価格や為替などを考慮し、四半期ごとに価格改定を行っている。4-6月期に原料ベンゼン価格が大きく下落したことから、7月からの大幅値下げが想定されていた。買い控えていたユーザーが調達に動いたと見られ、前月比では26%増と大幅プラスとなっている。また、行動制限が解除されたことで、食品包材や雑貨をはじめ、全ての用途で需要が回復傾向となっている。
用途別で見ると、包装用が
2020年7月15日
室園会長「PSの有用性とリサイクル特性を訴求」
日本スチレン工業会は14日、定例会見を開催した。新たに就任した室園康博会長(PSジャパン社長)は、「環境問題が高まる中、ポリスチレンが有用であり、リサイクル可能な環境に優しい素材であることをアピールしなければならない」とした上で、「日本プラスチック工業連盟などと協力しながら、リサイクルの仕組みづくりや技術革新に取り組んでいく」と抱負を語った。
続いてポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の出荷実績について説明を行った。2020年1-6月期のPSの国内出荷は前年同期比11%減の29万2000tだった。室園会長は、「1-3月期は比較的堅調だったが、4-6月期はコロナの影響により国内出荷が減少した。また7月の
2020年6月23日
2020年6月2日
2020年4月22日
2020年4月8日
2020年3月3日