日本酸素ホールディングス 3月期業績予想を修正(2022年2月2日)

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2022年2月3日

[日本酸素ホールディングス/3月期業績予想を修正](2日)単位100万円、カッコ内は前回予想(2021年5月10日発表)。▽連結(通期)=売上収益932,000(865,000)、コア営業利益101,000(96,000)、親会社の所有者に帰属する四半期利益67,000(58,200)。

日本酸素 テキサス州で液化炭酸ガスなど製造設備を新設

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2021年11月19日

 日本酸素ホールディングスはこのほど、米国事業会社であるMathesonの100%子会社であるCCPIが、Enlinkと原料ガスの供給契約を締結し、テキサス州に液化炭酸ガス・ドライアイスの製造設備を新設すると発表した。

 Mathesonでは主力産業ガス製品品目の拡充と新規事業領域への進出を目的に、2014年にCCPIを買収し、北米の炭酸ガス・ドライアイス事業に本格参入した。現在は北米で生産拠点13カ所を含む45カ所の事業拠点で炭酸ガス事業を展開。今回、テキサス州のEnlinkからシェールガス由来の原料ガス供給を受け、同州ブリッジポート市に新たに液化炭酸ガスプラントとドライアイスの製造設備を建設し、2024年前半の完成を予定している。

 CCPIは、米国中西部、南部、北東部に生産拠点をもっており、都市部を中心とした食品産業向け炭酸ガス・ドライアイスの旺盛な需要に対応している。また、南部には、テキサス州とアーカンソー州に炭酸ガスプラントとドライアイス製造設備を保有しているが、同地区でも食肉加工・食品運搬用途での液化炭酸ガス・ドライアイスの需要が増加しており、南部での安定供給を図るため、新たに製造設備を建設する。Mathesonでは引き続き、全米での炭酸ガス・ドライアイス供給事業をさらに強化していく。

日本酸素 アジア地域の半導体材料ガスの製造能力を増強

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2021年11月10日

 日本酸素ホールディングスは8日、日本、韓国、中国において電子材料ガスであるジボラン(B2H6)ガスの製造能力を2023年末までに順次増強することを決定したと発表した。韓国は2022年上期、日本と中国は2023年末の完成を予定しており、3拠点とも製造能力を倍増する計画だ。

 ライフスタイルの変化、5G、IoTの普及によるデータ通信量の増加や自動車向け半導体需要の増加などを背景に、半導体デバイスの需要は増加傾向が続いている。

 ジボランガスは、ロジック(演算素子)、メモリ(記憶素子)から、ディスクリート(個別半導体)まで、幅広い半導体デバイスの製造において不可欠な材料であり、半導体メーカー各社の製造能力の増強に合わせてその需要が急激に拡大している。

 同社は、これまで「トータルエレクトロニクス」の戦略に基づき、顧客の需要伸長に対応。日本国内のみで製造していたジボランガスについて、韓国、中国での製造を開始し、供給能力を増強してきた。

 同社は今後も、需要の伸長が見込まれるアジア地域でさらなる投資を推進し、半導体メーカーの需要増に応えていくとともに、グローバルサプライチェーンの強化も進めていく。

日本酸素ホールディングス タイ東部の空気分離装置が稼働を開始

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2021年8月2日

 日本酸素ホールディングスは29日、アジア・オセアニア事業会社の1つNIPPON SANSO(THAILAND)が、タイ東部ラヨーン県で建設を進めていた空気分離装置が完成し、操業を開始したと発表した。タイでは、持続的成長を可能とするための経済発展計画「タイランド4.0」が進められている。

タイ東部ラヨーン県 空気分離装置
タイ東部ラヨーン県 空気分離装置

 同構想の中核である「東部経済回廊(EEC)」は、タイ東部の3県(チョンブリ県・ラヨーン県・チャチュンサオ県)を経済特区として開発する計画で、同地区を中心に産業ガス需要の持続的増加が期待されている。

 NIPPON SANSO(THAILAND)では、空気分離装置をバンコク周辺地区で2工場、タイ北部のチェンマイ周辺地区で1工場稼働させ、バルクガス事業を展開してきた。

 今回、両地区での需要増と安定供給強化に対応するため、7月からラヨーン工場の操業を開始した。これにより同社は、大口需要顧客へのガスのパイピング供給と併せて、液化ガスの販売による事業基盤の拡充と事業拡大を図っていく。

 

日本酸素ホールディングス フィリピンで窒素ガスプラント二号機稼動

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2021年7月9日

 日本酸素ホールディングスはこのほど、アジア・オセアニア事業会社の1つであるニッポンサンソインガスコ(NSインガスコ)が、フィリピンBatinoの工業団地カランバプレミアインターナショナルパーク内に2号目となる窒素ガスプラントの稼動を開始したと発表した。

SEMPHIL社向け窒素ガスプラント2 号機
SEMPHIL社向け窒素ガスプラント2 号機

 同プラントは、NSインガスコの子会社であるニッポンサンソインガスコ フィリピン(NSI-PH)が所有。世界的な電子部品の開発・製造会社であるサムスン電機グループであるSamsung Electro-Mechanics Philippines Corporation(SEMPHIL)社向けに約1Kmの埋設配管を通じて窒素ガスをパイピング供給している。SEMPHIL社には、1号機(NSI‐PH社所有)が2017年11月から窒素ガスを供給しており、窒素ガス需要の高まりに対応するべく、今回、2号機を増設した。

 NSインガスコのRaymond Chu社長は、「今回の投資は、NSインガスコグループによるSEMPHIL社へのコミットメント、またフィリピン経済の回復と成長に対する信頼の証でもある」と述べている。

 NSインガスコグループはルソン島に3つの空気分離装置を保有。あらゆる産業向けに液化酸素、液化窒素、液化アルゴンなどの産業ガスを供給しており、さらにオンサイトプラントの運用を支援する基盤にもしている。これら空気分離装置による充実したバックアップ体制、大陽日酸製窒素製造装置を採用したオンサイトプラント方式、そして同社の高度な訓練を受けた経験豊富な技術者が運転・保守を行うことで、ガス供給先に高品質な窒素ガスの安定供給を可能にしており、フィリピン国内に十基以上の窒素ガスプラントを所有、設置している。

 日本酸素ホールディングスグループは今後も、事業会社を通じガスの安全・安定供給体制をさらに充実させ、各地域の産業の発展と企業価値の向上をめざしていく。

日本酸素ホールディングス 米国食品冷凍機器メーカーの事業を買収

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2021年6月29日

 日本酸素ホールディングスはこのほど、100%子会社のマチソン・トライガス(米国テキサス州)を通じて、イリノイ州の食品冷凍機器メーカーであるクライオジェニック・システムズ・エクイップメントおよびCSEパーツ(以下総称してCSE社)がもつ事業と事業資産を取得したと発表した。

 マチソン社では前中期経営計画の戦略に基づき、米国での積極的な設備投資とM&Aを推進し、事業エリアの拡大と事業の厚み構築、製品群の拡充を図ってきた。中でも炭酸・ドライアイス事業は、食品加工・低温輸送向けなどに米国内での需要が増加していることから、成長分野の1つに位置づけ、供給能力とネットワークの拡充に取り組んでいる。

 マチソン社は2017年にカリフォルニア州のMBI クライオジェニックス社の事業買収を通じて食品冷凍機器事業に参入しているが、今回のCSE社の事業買収により米国中西部周辺の顧客へのアクセスが改善され、また両事業を組み合わせることでエンジニアリング能力の向上や新製品の開発などのシナジー効果の創出を図るとともに、液化窒素、炭酸、ドライアイス、冷凍機器まで含めたトータルソリューションを提供する体制を確立する。

日本酸素ホールディングス 役員人事(6月18日定時株主総会予定)

2021年5月13日

[日本酸素ホールディングス・役員人事](6月18日定時株主総会予定)▽社長CEO濱田敏彦▽取締役取締役会議長市原裕史郎▽社外取締役原美里▽退任(取締役)、専務執行役員CCO(大陽日酸グループCCO)全社的内部統制管理責任者二又一幸▽常務執行役員人事・秘書室長兼人事部長兼CHO(大陽日酸取締役常務執行役員コーポレートユニット長兼人事部長兼務)亘聡▽同役員経営企画室長諸石努▽同役員技術・環境統括室長兼CSO(大陽日酸常務執行役員技術統括ユニット長保安統括責任者、品質保証統括責任者、環境統括責任者知的財産統括責任者兼務)三木健。