東洋紡せんい CFRTP向け中間基材の立体成形に成功

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2024年5月8日

 東洋紡せんいは7日、島精機製作所(和歌山県和歌山市)のホールガーメント横編み機を使い、熱可塑性炭素繊維複合材(CFRTP)向け中間基材として立体成形することに成功したと発表した。

新開発の熱可塑性炭素繊維複合糸『CfC yarn』(左)。『CfC yarn』を立体成形した中間基材の試作品(中央:プレス加工前、右:プレス加工後)

 試作品は、今月10日までインテックス大阪で開催される「第4回サステナブルマテリアル展[大阪]」の東洋紡せんいブース(小間番号:10‐1)で展示する。

 東洋紡せんいはこのほど、

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東洋紡 繊維事業を統合、来年4月「東洋紡せんい」発足

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2021年12月3日

 東洋紡はこのほど、繊維事業関連のリソース集約を図るためグループ会社を一部統合・再編し、2022年4月に「東洋紡せんい」(大阪市北区、東洋紡ビル内)を発足すると発表した。

 具体的には、東洋紡100%出資子会社の東洋紡STCの繊維事業を分割、東洋紡STC100%出資子会社の東洋紡ユニプロダクツと統合し、新たに「東洋紡せんい」を発足させる。また、東洋紡100%出資子会社のトーヨーニットを新会社の直接保有子会社とする。東洋紡STCは東洋紡グループの高機能材を取り扱う商社として存続する。なお、新会社の代表者は東洋紡STC社長の清水栄一氏が務める。

 繊維事業を取り巻く市場環境などが大きく変化する中、衣料繊維事業を統合し選択と集中を加速し、グループ繊維事業の収益力と資産効率を向上させる狙い。重複する機能を統合するとともに、工場や物流施設などの資産の共有化・内製化を進めることで事業効率の向上を図り、顧客に最適な製品・サービスを提供し続ける会社を目指していく。

 新会社では主に、スクール・サービス・ワーキングユニフォーム用生地・製品、スポーツアパレル用生地・製品、寝装品の生地・製品、インナー用原糸・生地、民族衣装用生地、通帳クロスやハンカチ生地、ドレスシャツ製品などの製造販売を行う。