高純度IPAと歯科器材、グローバル展開を加速
トクヤマは7日、経営説明会を開催した。「中期経営計画2025」(2021~2025年)では「事業ポートフォリオの転換」を重要課題の1つとし、成長事業(電子先端材料、ライフサイエンス、環境)に積極投資を進める。
横田浩社長は
2024年6月10日
2024年5月7日
2024年4月8日
皆さん入社おめでとう。化学は日本のGDPの10%を占める中核産業であるとともに、世界に誇れる先端材料の開発に大きく貢献しており、私たちもその一翼を担っている。トクヤマグループは「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客と共に創造する」ことを存在意義とするが、私たちはこの存在意義を全うすることで、社会から必要とされる存在であり続けなくてはならない。
今があるのは、 “【化学企業 入社式訓示⑤】トクヤマ 横田浩社長” の続きを読む
2023年10月30日
トクヤマは27日、2024年3月期第2四半期(4―9月期)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%減の1661億円、営業利益3.4%増の86億円、経常利益18%減の90億円、純利益5%減の62億円となった。
オンライン決算会見で横田浩社長は、 “トクヤマの上期 販売数量減少で減収も価格修正で増益に” の続きを読む
2023年6月5日
2023年5月8日
2023年4月10日
2022年4月7日
2022年1月11日
新型コロナウイルスの終息が見通せない一方で、世界の価値観の変化や政治・経済の対立は激しさを増した。新秩序をめぐる攻防は、地球温暖化防止、人権問題に始まり資源価格高騰へとつながり、当社を取り巻く環境は一層厳しさを増した。徳山製造所の石炭火力発電による競争優位というビジネスモデルは、もはや通用しない。
こうした中、2021年度を初年度とする中計では3つの柱「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」を掲げた。エネルギー多消費型から価値創造型へ転換することが、中計の達成ひいては会社の持続的成長につながる。特に「電子・健康・環境」の成長事業の拡大がキーで、積極的に研究開発や設備投資を実施している。
電子分野では窒化ケイ素の量産化や電子工業用高純度薬品の海外合弁事業による生産体制の構築、韓国での現像液の設備増設を進め、健康分野では鹿島工場の歯科用充填材の新棟が完成した。研究開発では産総研や大学などとの共同開発を推進し、成長事業のスピードアップとパイプライン強化に努めた。
今後も価値創造型企業への転換に向け、キャッシュカウの役割が期待される化成品・セメント事業の収益力を強化し、タイミングよく成長事業に投資し事業拡大できるよう、戦略的マネジメントを行っていく。
今年は、①低炭素化と競争力確保の観点での徳山製造所の低炭素化実施計画の見直し、②事業ポートフォリオ転換に向けた研究開発・マーケティングの強化、③安全強化対策室の立ち上げと協力会と一体となった保安強化体制の構築、を加速する。世界情勢・事業環境が激変する中、当社は100年にわたって磨き続けてきたビジネスモデルからの脱却と、価値創造型企業への転換なくして生き残れない。成長事業拡大、ニュービジネス創出、脱日本、がキーワードだ。現状に留まることは最大のリスクだ。これからが大きな正念場であることを認識し、全員が一丸となってこの厳しい局面をどう乗り越えていくのか、本気で考え行動する年にしよう。
皆さん一人ひとりの勇気ある一歩がトクヤマを変えていく。
2021年10月29日