電源開発 「水素・CCS特命ライン」設置し事業化加速

,

2021年11月4日

 電源開発(Jパワー)はこのほど、国内外でのCO2フリー水素の製造・供給および発電利用の具体化を迅速かつ効率的に進めるため「水素・CCS特命ライン」を設置した。

 CO2フリー水素の製造・供給と発電利用やCCS(CO2の分離回収・貯留)は、国内外において技術開発から事業化まで多岐にわたる。ライン長を杉山弘泰(副社長執行役員)、副ライン長を菅野等(常務執行役員)と笹津浩司(常務執行役員)とし、関係部門が連携し様々な可能性を追求する。

 今後、日豪水素サプライチェーン構築実証事業と既設発電所にガス化設備を付加してアップサイクルするGENESIS松島計画に続き、化石燃料利用とCCSによるCO2フリー水素(ブルー水素)と再生可能エネルギーによるCO2フリー水素(グリーン水素)の製造・供給、CO2フリー水素の発電利用の取り組みを加速する。なお、CO2フリー水素にはCO2フリーアンモニアも含まれる。

 今後も、今年2月公表の「Jパワー ブルーミッション2050」に基づき、2050年カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けた取り組みを進めていく。