出光興産 洋野町太陽光発電所が運転開始、同町と協定を締結

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2021年10月26日

 

洋野町での調印式(左: 出光興産 渡邊信彦執行役員 電力・再生可能エネルギー事業部長 右:洋野町 水上信宏町長)

 出光興産はこのほど、子会社のRSリニューアブルズを通じて出資する「洋野町太陽光発電所」(岩手県洋野町、発電容量:1万6883kW)が完工し、運転を開始したと発表した。同発電所の年間発電量は約1812万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約4000世帯分の年間電力使用量に相当する。

 同発電所は日照量の多い南向きの斜面にのみ太陽光パネルを配置。洋野町の地形を最大限生かすことで、造成工事の環境負荷低減と良好な発電効率を実現している。同発電所のオペレーション&メンテナンスは同社のグループ会社であるソーラーフロンティアが行い、稼働開始後も出光グループとして同発電所の長期安定稼働に貢献していく。

 また、出光興産は同発電所の事業主体である洋野ソーラーエナジー合同会社を通じて、大規模太陽光発電事業の継続と地域振興に貢献することを目的とした協定を洋野町と締結。事業実施における地元企業の優先活用や、町民への環境教育の場の提供などに努め、今後も洋野町とともに再生可能エネルギーの活用・普及に取り組む。