出光興産は22日、5月に公表した、子会社である東亜石油の京浜製油所(川崎市)ならびに昭和四日市石油の四日市製油所(三重県四日市市)で発生した製品試験に関する不適切行為について、特別調査委員会の報告を受けて対応を発表した。
同社グループ製油所における品質管理強化では、①試験分析・品質管理技術の向上、②業務負荷の軽減支援、③品質監査の改善に取り組む。関係者の処分については、調査報告書の内容を精査した上で、社内規定に則り厳正に対処していく。
同社は、「不適切行為が発生したことを真摯に受け止め、再発防止策の徹底とグループ全製油所の品質管理体制の強化に全力を挙げて取り組み、皆様の信頼回復に努めていく」とコメントしている。