石化協 事故事例巡回セミナーを水島地区で開催

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2019年4月4日

 石油化学工業協会(石化協)は3日、3月27日に開催された「第20回事故事例巡回セミナー(水島地区)」の模様を報告した。同協会では、保安管理に関する現場管理職の気づきの機会として、諸先輩などの生の声で「経験や思い」を語ってもらうセミナーをコンビナート地区で年2回開催。今回は水島地区で開催され、各社の製造課長など17社約140人が参加した。

20190327 石化協 セミナーの様子
セミナーの様子

 開会にあたり三菱ケミカル理事役の神野水島事業所長は、「セミナーで得た気づきを保安・安全活動に生かし、より安全で皆さんが働きやすい職場を作っていただくとともに、安全をより高いレベルにするために役立ててもらいたい」と挨拶した。

 続いて、元ジャパンエナジー専門理事環境安全部長兼鹿島石油安全環境室長の渡辺要氏が、「苦い経験から学んだこと(真剣に考えれば知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る)」をテーマに講演。約40年間で味わった、教育、保安管理システムの不備による苦い経験に基づくアドバイスが示された。特に、事故防止の大きな柱は教育・訓練であり、受講者に真剣に取り組ませるための工夫について説明があった。

 また、元三井化学技術研修センター長の半田安氏が「化学産業100年-事故から何を学んできたのか」をテーマに講演。石炭化学から現在の団塊世代退職までの過去100年を振り返り、時代ごとの製造設備・現場の環境の変遷に加え、事故の特徴、原因および得られた教訓について事例を交えながら説明があった。最後に半田氏は「事故から学ぶものは、そこから得られる貴重な教訓だ。教訓を伝えていかなければ事故は繰り返す』というメッセージで締め括った。

 同協会は、「講演では、参加者が真剣に聞き入る姿が印象的だった」と述べている。

石油化学工業協会 「石油化学ガイドブック」(改訂6版)を発行

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2019年4月2日

 石油化学工業協会はこのほど、「石油化学ガイドブック」(改訂六版:B5判94ページ)=写真=を発行した。同ガイドブックは、2002年の初版以降、幅広く活用され、過去4回(06、09、12、15年)にわたって改訂版が発行された。

石油化学ガイドブック表紙 改訂6版は、情勢の変化を踏まえ内容の充実を図っており、生活に欠かすことのできない石油化学製品を生産する「石油化学工業」についての基礎的な解説書となっている。

 同書は、①石油化学製品と私たちのくらし②石油化学製品ができるまで③石油化学工業の歴史と現況④化学工業の歴史⑤環境問題と保安防災への取り組み⑥「循環炭素化学」について、および資料で構成。石油化学の入門書として、化学業界関係者のみならず、学生や一般の人々も活用可能な分かりやすい内容となっている。

 希望者には、実費(1300円/部+送料)で提供する。同件に関する問い合わせは、石油化学工業協会総務部(広報担当・TEL:03―3297―2019、FAX:03―3297―2017)まで。

石油化学工業協会 APIC2019の参加登録の締め切り迫る

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2019年2月25日

 石油化学工業協会は、5月16日(木)~17日(金)に台湾で開催される「アジア石油化学工業会議2019」(APIC2019)の日本からの参加登録を、専用ウェブサイト(http://apic2019.jp/)で受け付けているが、2月28日(木)午後5時の締め切りを前に、早めの登録を呼びかけている。

 今回の会議では「Smart Petrochemical Processes-Sustainable Solutions Enabling a Better World」(スマート石油化学プロセス―より良い世界を可能にする持続可能なソリューション)をテーマに掲げ、アジア石化産業の今後の展望や協業による新たな可能性、さらに持続可能社会を実現する解決策ついて活発な議論が交わされる見通しだ。

 5月17日の総合会議では、APIC運営委員会メンバー各協会代表によるオープニングアドレスや基調講演が行われた後、分科会とフェアウェルパーティーが開催される。さらにAPIC2019のオプション(有料)として、5月18日(土)には、ソーシャルイベント「One‐day Field TriP」を予定。なお、このソーシャルイベントの参加については、APIC2019の参加登録者に限定。各国の定員は30人となっており、定員に達し次第、受付を締め切る。

 参加申し込み方法は、石化協窓口(apic2019info@jpca.or.jp)にメール送信することで参加登録ができる。オプションの参加登録費は100USDで、支払方法は別途案内される。

 なお、APIC2019とソーシャルイベントの詳細については、APIC2019参加登録専用ウェブサイトで確認できる。

石油化学工業協会 MMAモノマーの1月の国内出荷は28%増

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2019年2月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した1月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比28%増の1万2700t、輸出は同57%減の5400t。国内出荷は6カ月連続でプラス、輸出は8カ月連続でマイナスとなった。

 ポリマーの国内出荷は、

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石油化学工業協会 1月のエチレン生産は3カ月連続で減少

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2019年2月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、1月のエチレン生産は前年同月比1%減の58万800tで、3カ月連続でマイナスとなった。稼働プラントの平均稼働率は98.4%となり、4カ月連続で95%を上回った。

 他の17品目については、主に稼働率要因から、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)、塩ビモノマー、エチレンオキサイドなど12品目がマイナス、ポリプロピレン(PP)やポリスチレン(PS)、SBRなど5品目がプラスとなった。

 また、業界筋によると、

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