積水化学工業 米国の放熱材料の生産拠点、量産を開始

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2023年11月24日

 積水化学工業は22日、連結子会社である積水ポリマテックがEVなど環境対応車向け放熱材料の生産拠点を新設し、量産を開始したと発表した。

放熱材料

 米国では

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積水化学工業 米国で放熱材料事業を拡大、生産拠点を新設

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2023年1月17日

 積水化学工業は16日、連結子会社である積水ポリマテックのEVなど環境対応車向け放熱材料について、生産拠点を米国に新設することを決定したと発表した。今月着工し、生産稼働開始は2023年8月を予定している。

積水ポリマテックの放熱材料

 環境への意識が世界的に高まるなか、

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積水ポリマテック シリコーン製品を値上げ、12月から

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2021年11月30日

 積水化学工業の連結子会社である積水ポリマテックは29日、シリコーン製品について、12月1日受注分から値上げすると発表した。対象商品と改定幅は、入力製品群(スイッチ向け部品など)が「30%以上」、機能製品群(放熱素材など)が「10%以上」となっている。

 原材料費および輸送費の高騰により、主要原料であるシリコーンゴムの価格が急激に上昇している。また、製造にかかる光熱費、物流費も上昇しており、この状況は今後も一定期間継続することが予想される。

 同社は、これらの要因により現状価格の維持が困難な状況にあることから、今後の安定供給を図るため、今回の値上げを決定した。

積水化学 オランダの放熱材料工場、10月から量産を開始

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2020年10月1日

 積水化学工業は30日、連結子会社である積水ポリマテックが、10月からオランダ新工場でEV(電気自動車)など環境対応車向け放熱材料の量産を開始すると発表した。なお、同新工場は積水ポリマテックの100%子会社SEKISUI POLYMATECH EUROPE(SPE)の工場となる。

積水化学:SPE オランダ工場
SPE オランダ工場

 欧州では、各OEM(車輌メーカー)でのEVやPHVといった環境対応車の開発が盛んになっており、動力源として搭載されるLIB(リチウムイオン電池)の熱対策ニーズが急速に拡大。この市場成長をにらみ、積水ポリマテックは2018年にSPEを設立し、2019年からオランダのルールモンド市に積水化学が保有する敷地内で新工場の建設を進めてきた。新型コロナウイルス影響による一部の設備納入の遅れがあったものの、今年7月から試作生産を行っており、この10月より本格的な量産を開始する。

SPE グリス状放熱材料製品(LiB筐体内面への塗布例)
SPE グリス状放熱材料製品(LiB筐体内面への塗布例)

 SPEではLIB向けとして需要の大きいグリス状(半液状)の放熱材料から生産を開始。同製品を当面の主力商材と位置づけているが、5G基地局向けシート状製品の生産も数年内での立ち上げを検討していく。新工場では独自の製造プロセス設計によるグリス製品の自動化生産を実現しており、年産約100万リットルのグリス状放熱製品を生産する能力をもつ。これは約50万台分のEVへの搭載量に相当する。

 また、今回の稼働により、従来の日本・タイおよび今年4月に生産設備を立ち上げた中国と合わせ、グローバル四拠点での放熱材料生産体制が整った。この体制をベースに、積水ポリマテックの放熱材料事業の売上高は、2022年度に100億円を計画している。