ユニチカトレーディング 医療用繊維を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年7月27日

 ユニチカトレーディングは26日、衣料用繊維(化学・合成繊維、天然繊維〈フィラメント糸・紡績糸〉、織物、編物)について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「10~20%」。

 原油価格の上昇に伴う合繊原料価格および綿花価格の高騰に加え、エネルギー、物流、副資材、染料、助剤などの価格上昇、さらには足元での急激な円安進行の影響も深刻となっている。昨年来あらゆる価格の上昇に歯止めがかかっておらず、製造コストについても今後は一段と厳しい状況が続くと予測される。

 こうした中、同社は、徹底的な経費削減と効率化を続けてきたが、自助努力により吸収できる範囲を超えていることから、安定した製品供給体制を維持するため、価格改定の実施を決定した。