東洋紡は22日、元日に発生した能登半島地震による庄川工場(富山県射水市)の同日時点の被災状況などを発表した。
同工場は各種テキスタイルの織布と加工を担う。人的被害はなく、従業員全員の無事を確認した。工場建屋と設備の一部に損傷が発生した。そのため、織布部門では現在、安全確保に向けて、工場建屋と設備の復旧を進めており、織布部門と隣接建屋で製造する一部品目に関しては、4月上旬の生産再開を予定する。製品出荷は当面の間、在庫などで対応する。
加工部門は点検の結果、操業に支障がないことが確認できたため、今月9日から生産活動を再開している。