旭化成建材で居住空間やライフスタイルの調査研究などを行う快適空間研究所はこのほど、コロナ禍で急拡大した在宅勤務者の住まいと暮らしの実態について調査結果を報告した。
首都圏と関西圏の戸建て住宅に住む共働き夫婦で、昨年6月以降も在宅勤務を経験した人を対象に、意識調査を実施。調査結果のトピックスとして、①新型コロナ流行前と比べ、住まいで最も大切ことは「在宅の仕事のしやすさ」、②新型コロナ収束後も在宅勤務の割合を半数以上にしたい人は6割超、③在宅勤務のメリットとして上位の項目は「ストレスが減る」「時間が有効に使える」「家族との時間が増える」、④在宅勤務で大切にしていることは、場所の室内環境では「温度」「昼間の明るさ」、人の気持ちや状態としては「集中」「リラックス」、などが分かった。
同研究所では今後も、今回の調査結果から見えてきた、コロナ禍での働き方の変化に伴って、変わりつつある住まいへの考え方や新しい暮らし方に対応し、生活者本人だけでなくその家族も幸せになる「良質な空間」を創出するための調査研究、情報発信活動を行っていく。