財務省 1Q国産ナフサ3万8800円/klと上昇
2021年5月6日
2021年5月6日
2021年3月31日
2021年2月26日
2021年1月29日
原油・ナフサ騰勢を強め、1-3月期は大幅増に
財務省が28日に発表した貿易統計によると、昨年4Q(10―12月期)の国産ナフサ価格は3万1300円/klと、3Q(7―9月期)の3万200円から一段高となり、2期連続で上昇した。4Qは10月3万1900円/kl、11月3万1600円/kl、12月3万600円/klで推移。欧米での新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、原油需要減少の観測から下落した油価に連動し、スポットナフサは一時350ドル/tを割り込み、また、為替が円高に振れたこともあり、国産ナフサ価格は下落基調が続いたが、結果的には前期比1100円高と小幅に上昇した。
10月以降のC&Fジャパン・スポットナフサの月平均価格(弊紙算出基準による)を見ると、
2020年12月28日
2020年11月30日
2020年10月30日
2020年10月1日
2020年8月31日
財務省が28日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は338.97ドル/t、CIF2万5000円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は2万7000円/kl。
7月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比90.58ドル高、円ベースでは6500円高と、いずれも5カ月ぶりに上昇。国産試算価格は32%高と大きく反発した。
スポットナフサの月平均価格は、4月194ドル/t、5月267ドル/t、6月360ドル/t、7月393ドル/tと4月以降は上昇基調にあり、足元では415ドル/t前後で推移している。2Q(4-6月期)は2万5000円/klと大幅に下落した国産ナフサだが、3Q(7-9月期)は上昇に転じる見込み。
2020年7月31日
コロナ禍も原油価格が上昇、3Qは反転見込む
財務省が30日に発表した貿易統計によると、2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は2万5000円/klとなり、1Q(1-3月期)の4万4800円から1万9800円安と大幅に下落した。国産ナフサ価格が3万円を割り込むのは、リーマンショック後の2009年1Q以来となる。
国産ナフサ価格が大きく下落した背景として、コロナ禍による世界経済の減速と、協調減産の混乱による原油価格の低迷が挙げられる。中国に端を発した新型コロナウイルス感染症は年明け以降、次第に世界へと拡大。ロックダウン(都市封鎖)など各国の感染防止策への対応から人やモノの動きが停滞し、世界経済の減速・後退が顕在化した。
一方、原油価格は、ロシアを含めたOPECプラスによる協調減産が破棄されたことで3月上旬に暴落。WTIは一気に下落基調となり、