積水化学工業は31日、配管関連部材の各製品について、12月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、接着剤、接合材、滑剤が「15%以上」、ベルグリップV型が「18%以上」、DRジョイントが「10%以上」、テーパーコア短管が「15%以上」。
原油・エネルギー価格、輸送費の高騰や為替の影響により、配管関連部材のコストが上昇している。同社は今年5月に価格改定を実施しているため、さらなる価格改定は市場への影響が大きいと考え、仕入先との交渉やコスト削減を重ね、慎重に検討してきた。しかし、現在の状況は自助努力で対処できる水準を超えていると判断し、販売価格の改定の実施を決定した。