宇部興産 気候関連財務情報開示タスクフォースに賛同

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2020年4月20日

 宇部興産はこのほど、金融安定理事会(FSB)が設置した「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言について賛同を表明すると発表した。同提言に基づき、気候変動が事業に与えるリスクや機会の分析を行い、積極的な情報開示を進め、持続可能な社会への貢献を目指す。

 同社グループは、昨年度スタートした中期経営計画「Vision UBE 2025~Prime Phase~」で「資源・エネルギー・地球環境問題への対応と貢献」を基本方針の1つに掲げている。UBEグループ全体として、プロセス改善や省エネ活動を通じ、2021年度までに温室効果ガス(GHG)を15%削減する目標を立て、対応を行っている。

 今後も引き続きGHG削減に取り組むとともに、環境貢献型製品・技術を育成、伸長させることで、製品のライフサイクル全体を通じたGHG排出削減を実現し、脱炭素社会に貢献していく。また、今回の賛同表明を踏まえ、気候変動への対応を含めた環境問題への取り組みを一層充実させるとともに、TCFDの提言に基づいた情報開示を積極的に行っていく考えだ。