アジア石油化学工業会議(APIC2018)が開催

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2018年8月23日

 マレーシア・クアラルンプールで20~21日に開催されたアジア石油化学工業会議(APIC2018)は、過去最高となる2011人が参加し、「コラボレーションによる価値創造」をテーマに、活発な議論を繰り広げられた。

 21日午後の石油化学工業協会(JPCA)の記者会見で、森川宏平会長(昭和電工社長)は「今回のAPICで感じたのは、アジア全体で市場拡大に対する熱量の高さだ。石化市場がまだまだ伸びるとの見方が多かった。ただ、市場を冷やすいくつかの不確定な要因がある。その中の一つがプラスチックの環境問題であり、化学の力でそれを克服する必要がある」とし、「日本の高いプラスチックリサイクル率に対し、他国から問い合わせがあるなど、環境問題に対して関心が高まっている。日本はこの問題に対しリーダーシップを取るべきだ」との考えを示した。

 越智仁副会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は「アジアでも化学企業の考え方が変わってきている。安定・大量生産をするだけではなく、

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アジア石油化学工業会議(APIC2018)が開幕

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2018年8月20日

 アジア石油化学工業会議(APIC2018)が今日から二日間(20~21日)、マレーシア・クアラルンプールで、「コラボレーションによる価値創造」をテーマに開催される。

 世界経済の軸が西から東へシフトする中、アジア地区は需要の成長のけん引役となっていくことが期待されている。人口増加や都市化率の上昇、中間層の拡大による購買力の増加など、石化製品への需要拡大が今後も持続する見込みだ。ただ、石化業界が好調に拡大しているものの、解決すべき課題もある。

 アジア地区では、

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