定修集中で生産減も、内需低迷で輸出割合が増加
わが国の2020年のエチレン輸出は71万900tとなり、エチレン生産に占める割合は12.0%と2019年度並み(11.9%)の高水準となった。
昨年の国内エチレン生産は592万5100tと、1993年以来27年ぶりに600万tを割り込だ。その要因として、センター各社の定修が集中したことや、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により石化需要が低迷したことが挙げられる。通常であれば、定修が多い年は国内向けを優先するため輸出割合が低下する傾向にある。同様に定修が多かった2018年は