三井化学 第3回「Do Green活動」をインドで実施

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2018年10月3日

 三井化学はこのほど、第3回「Do Green活動」をインドで実施したと発表した。この活動は同社の植物由来製品の原料を生産する農家と、その周辺地域が抱える社会的な課題解決に貢献していくもの。

 第3回目となる今回は同活動に共感し、賛同した韓国のレンズメーカーであるケミレンズと共同で実施。昨年11月10日から8日間と、今年6月27日から3日間の2回活動した。

 まずはインドのマディヤプラデーシュ州ジャブア郡で、周辺住民や子供たち1011人を対象に検眼のほか、目の治療やケアにより失明を防ぐことを学ぶ「目の健康活動」を行った。この調査により、247人がメガネを必要としたことから、再訪問の際に処方箋をもとに、個別に作成したメガネを配布し、労働や学習の環境改善に役立ててもらった。

 同社グループは「Do Green」と名付けた植物由来製品を開発している。「Do Green MR‐60」や「MR‐174」は、世界初の植物由来素材による視力矯正用高屈折率レンズ材料で、従来のレンズに比べCO2を約14%削減することができる。

 また、JORA(日本有機資源協会が認定する環境商品)とUSDA(米国農務省が認定する植物由来製品)のバイオマス製品認定を取得しており、従来の化石原料由来レンズ材料と同等レベルの品質を確保している。

 同社では今後もDo Greenなどを通じて、SDGsに掲げられている社会課題の解決に貢献していく。