トクヤマ バイオマス燃料に関する2つの国際認証を取得

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2022年3月11日

 トクヤマは10日、自家発電所で使用するバイオマス燃料のパームヤシ殻(PKS)に関して、天然林や生物多様性の保全などの観点から持続可能な調達を行うために、RSB認証およびGGL認証を取得したと発表した。

RSB(Round Table for Sustainable Biomass )認証

 同社はGHG排出量の削減に向け、自家発電所の燃料にバイオマスの利用を進めており、中でもPKSは、代表的なバイオマス燃料と位置づけている。

GGL(Green Gold Label)認証

 こうした中、海外から調達するPKSの生産から加工、輸送に関するトレーサビリティや生産地の環境への配慮、合法性の担保は不可欠と考え、世界的な第三者認証機関による審査を受け、認証の取得を目指してきた。

 RSB認証とGGL認証は、

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DSMエンジニアリングマテリアルズ CFPとGHG排出削減プログラムを促進

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2021年11月2日

 DSMエンジニアリングマテリアルズはこのほど、カーボンフットプリント(CFP)とGHG排出量の削減を促進させ、顧客のサステナビリティ目標の達成実現に向けさらなるサポートをすると発表した。

 達成目標として、①GHG排出合計(スコープ1、2、および3の上流を含む)と自社製品のCFPを、2030年までに2016年の基準値から50%削減、②2025年までに全ての製造工場で100%再生可能電気を使用(2020年では70%達成)、③2040年までにスコープ1、2のGHG排出のネットゼロを達成し、2050年までにすべてのバリューチェーンでネットゼロを目指す、ことを掲げる。

 同社は、科学に基づき、顧客の用途やニーズに応じて幅広いソリューション開発で長年の実績を誇り、顧客のポートフォリオの将来性を高めることに貢献している。戦略的なサプライヤーと協力し、サステナビリティへの取り組みを強化することで、GHG排出をスコープ1と2のみに限定することが多い同業他社との差別化を図っている。今回の発表は、同社のサステナビリティロードマップに沿っており、またそれを強化するものとなる。

 今年6月にDSMは「Akulon PA6」のCFP半減達成を発表し、「Stanyl PA46」と「Arnitel TPC」についてもGHG削減のロードマップを作成した。DSMエンジニアリングマテリアルズは再生可能電力100%を目指し、欧州と中国の工場では、再生可能電力を供給。さらに、2030年までに既存の全製品群において、植物由来またはリサイクルベースの代替品を開発・展開することを約束しており、すべての主要製品群で特定のグレードを提供している。

 同社は、こうした取り組みにより、2040年までにGHG排出(直接生産および再生可能電力を通して)のネットゼロを達成し、2050年までにすべてのバリューチェーンでネットゼロを目指す。バリューチェーンを完全に透明化するため、サプライヤーからの情報に基づき、地域ごとに検証されたすべての主要グレードのCFPデータを、バリューチェーンの川下である顧客に提供している。