三井化学はこのほど、米国のS&Pグローバル社とスイスのロベコサム社による世界の代表的なサステナビリティ格付け「ロベコサム サステナビリティ アワード2020」で、「Industry Mover(インダストリームーバー)」に選定された。
世界の主要な化学企業108社のうち、評価スコアが上位15%以上、かつ前年度からスコアが最も向上したことに対するもの。
S&Pグローバル社とロベコサム社は毎年、世界の企業を対象に経済・環境・社会の観点で企業のサステナビリティ評価を行い、「サステナビリティ・イヤーブック」を発行。その中で「インダストリームーバー」を公開している。今回は約4700社が評価を受け、三井化学を含む55社(61業界)が選定された。
SDGsをはじめとする社会課題の解決に向けて企業への要請が高まる中、同社は化学産業を「社会の基盤と革新を担う存在であり、持続可能な社会に向けて大きな責任を持つ」と位置づける。
その認識の下、同社グループは「環境と調和した共生社会」「健康安心な長寿社会」を実現するため、環境貢献価値「Blue Value」とQOL向上貢献価値「Rose Value」の提供をはじめとする社会価値創造の取り組みを深化させ、社会と同社グループの持続可能な発展を目指している。
なお同社は、米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社とロベコサム社による、ESG投資の世界的な指標「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス・アジアパシフィック(DJSI AP)」の構成銘柄にも2年連続で採用されている。イノベーションマネジメントや気候変動戦略、水リスク管理の項目について高い評価を受けた。