JXTGエネルギーはこのほど、ベンチャーキャピタルのスパークス・グループによる「未来創生2号ファンド」に出資することを決定したと発表した。
「未来創生ファンド」はスパークスを運営者とし、トヨタ自動車と三井住友銀行を加えた3社の出資で、2015年11月から運用を開始。AI・ロボット・水素の分野で、革新的な技術を持つ有望ベンチャー企業を多数発掘してきた。
JXTGエネルギーが出資する未来創生2号ファンドは、この3分野に「電動化」と「新素材」を新たな投資対象に加え、今年8月から運用を開始している。
自動車産業にはCASEと呼ばれるコネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化の4つの変革の波が押し寄せており、これまで以上に革新的な技術やビジネスモデルが誕生するなど、新規事業創出の可能性が広がっている。
未来創生2号ファンドの投資対象には、自動車産業に関連する新技術をもつベンチャー企業も含まれている。このため、同社はファンドに出資することで、モビリティ関連の新技術や市場動向など、広範な情報をタイムリーに入手することが可能となり、事業戦略への活用と新規事業の早期創出につながると判断した。
同社は、JXTGグループの行動基準の1つである「価値ある商品・サービスの提供」の下、今後も国内外のベンチャー企業との連携を図り、革新的な技術と有用な商品・サービスの開発・提供を通じて、国内外の社会課題の解決に貢献し、顧客の満足と信頼獲得に努めていくとしている。