丸紅は19日、モスクワ市に鉱山車両用大型タイヤ(ORタイヤ)をはじめとする、ゴム資材を取り扱う販売会社「丸紅ラバー RUS(MRR社)」を昨年12月に設立したと発表した。
豊富な天然資源を有するロシアは、鉱山開発が活発に行われており、ORタイヤをはじめ鉱山用ゴム資材の一大市場。
丸紅は1970年代から鉱山用ゴム資材の販売を行ってきたが、MRR社を設立することで販売力を強化し、増加する需要の取り込みを図るとともに、大規模鉱山のみならず中小規模鉱山への販売拡大を狙う。また、将来的には、タイヤ修理、リトレッドによる再生タイヤ、廃タイヤ処理をはじめとしたプロダクトサポートを通じ、ORタイヤ関連のトータルソリューションプロバイダーを目指す。
丸紅は、ロシアをはじめ世界20カ国で鉱山用ゴム資材を販売。MRRの設立を足掛りとして、今後は販売だけでなく、顧客の様々なニーズに対してソリューションを提供する体制を確立し、各国に展開していく方針だ。