日本触媒 インドネシア社が全製造品目でハラル認証取得

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2019年11月21日

 日本触媒は20日、インドネシア子会社のPT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)が、インク、塗料や粘接着剤などの原料であるアクリル酸(AA)およびアクリル酸エステル(AES)、紙おむつの主要原料となる高吸水性樹脂(SAP)について、「イスラム法学評議会」(MUI)傘下のハラル認証機関であるLPPOMMUIより、インドネシアでのハラル認証を10月16日に取得したと発表した。

 ハラル認証は、食品、飲料品、薬品、化粧品、化学品、バイオ品、遺伝子組み換え品、またこれら製品の生産工程に関わる機械と装置が、イスラム教の教義に則り適切に取り扱われていると認証されたものに対して与えられる。AA、AES、SAPの東南アジア・中近東での需要は今後も堅調に伸びていくと予想される。

 イスラム教徒の多いこれらの地域では、ハラル認証の有無は極めて重要な関心事であり、ハラル認証を求められる分野、製品は様々な方面に拡大。ハラル認証を取得したNSIの全製品(AA、AES、SAP)は、原料として使用する企業も安心して利用できる。NSIは、今後もインドネシアはもちろん、東南アジア・中近東での需要増に対応すべく努めていく考えだ。