クラレは11~13日に東京ビッグサイトで開催される「SCAJワールド・スペシャルティコーヒー・カンファレンス・アンド・エキシビション2019」に出展する。
展示するのは、バイオマス由来のバリア材「プランティック」、ガスバリア性(気体遮断性)樹脂「エバール」、スライド式スティックジッパー「エニーロック」、「クラフレックス」カウンタークロス、活性炭「クラレコール」。
「プランティック」は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス・生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能だ。食品の香りや匂いを保持できることから、コーヒー豆を保存する環境対応コーヒーパウチとして採用が進んでいる。
「エバール」はプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性をもつEVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂。コーヒーカプセルや穀物保存袋などに使われている。「エバール」のガスバリア性を生かした穀物保存袋は、酸素の侵入を抑えることで、微生物や害虫などが生存できない環境を作り、穀物や種の品質保持に貢献する。
「エニーロック」は開封した袋に差し込むだけで、美味しさも匂いも逃さずに簡単に密封できるスライド式スティックジッパー。
「クラフレックス」カウンタークロスは、汚れ落ちの良さと速乾性により雑菌が繁殖しにくいことが特長のレーヨン製不織布衛生布巾。食品業界の品質管理方法の1つとして広く認知されているHACCPの製品認証を、国内で生産する不織布衛生布巾として初めて取得した。
活性炭「クラレコール」は石炭やヤシ殻などを原料としている。コーヒーに使用する水の塩素除去、カフェインの除去などにも使用可能だ。「SCAJワールド・スペシャルティコーヒー・カンファレンス・アンド・エキシビション2019」では、「Innovation with Hospitality」のテーマの下、コーヒー生産国を含めた23の国と地域から約200社/団体が会場に集結し、最高品質のコーヒーに加え、コーヒーに関連する商品を展示する。