帝人グループでアラミド事業を展開するテイジン・アラミド(オランダ)は、3月5~7日にドイツのハノーバーで開催される、世界最大規模のタイヤ専門見本市「Tire Technology Expo 2019」に出展する(展示ブース:C522)。
同社のパラ系アラミド繊維「トワロン」は、強度と耐熱性に優れ、多くの大手タイヤメーカーで高性能タイヤの補強材として採用されている。「トワロン」を使用したタイヤは、従来よりも軽量・頑丈で耐久性に優れ、燃費効率の向上や環境負荷の低減が図れる。
また、高速走行時の安全性も高い。このような有用性をもつ「トワロン」は、乗用車やバイクだけでなく、レーシングカー・オフロード車・航空機など、幅広い種類のタイヤの機能性向上にも貢献しており、今後はモビリティ・ロジスティクス業界へのさらなる寄与が期待されている。
帝人グループは、注力すべき重点領域の1つに「環境価値ソリューション」を掲げる。軽量化素材による環境性能向上や、循環型社会の実現に貢献していく考えだ。