三井化学グループ 「BioJapan 2018」に出展

2018年10月9日

 三井化学は10~12日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2018」に出展(小間番号:B-37)し、敗血症向け・培養不要・コンタミフリーの細菌迅速同定用試薬を公開する。

 同社は富山大学と共に、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法(Tm mapping法)の製品化を進めている。今回、研究用試薬として「細菌迅速同定用PCR試薬キット」を展示するほか、周辺の試薬など同社のユニークな技術や製品を紹介する。

 また、同イベント内で行われる日本医療研究開発機構(AMED)によるスポンサーセミナー「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M/MS)第1回成果発表会(医療技術)」では、共同研究を行う富山大学の仁井見英樹准教授による関連発表「菌数をバイオマーカーとする、新規起炎菌迅速同定・定量システム」も予定されている。同セミナーの開催日時は12日午後2時45分~4時45分、場所はF202会場。

 BioJapanは、バイオ関連ビジネスでのアジア最大のパートナリングイベントで、世界30カ国から900社以上の参加が見込まれる。創薬、個別化医療、再生医療、診断・医療機器、ヘルスケア、機能性食品、研究用機器・試薬などの分野を対象としている。この機会を通じ、同社はグループのプレゼンス向上やビジネス拡大、新規顧客の獲得を目指す考えだ。