豊田合成はこのほど、ベトナムの生産子会社・豊田合成ハイフォン(豊田合成95%、豊田通商5%)のタイビン工場が稼動を開始したと発表した。同工場はエアバッグ部品とハンドルの生産を行う。
新工場稼動によりベトナムでの生産能力を拡充し、今後4年間でエアバッグ部品を2018年度の約1.5倍となる年産2500万個に、ハンドルを約1.7倍の年産400万本に増やす予定だ。
豊田合成の宮﨑直樹社長は、今月3日に開催した新工場の開所式で、「ベトナムで2拠点目となるタイビン工場が稼動したことを嬉しく思う。この工場はエアバッグの構成部品やハンドルを生産し、グローバルでの安全に対するニーズの高まりに対応していく」と抱負を語った。
同社は、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、グローバルで生産能力を強化している。