原油相場の上昇に連動、3Q国産ナフサも一段高
C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、5日に693ドル/tを記録。2018年10月以来、約2年9カ月ぶりの高値となった。また、試算した国産ナフサ価格は7月に入ってから5万5000~5万6000円台で推移しており、3Q(7-9月期)も2Q(4-6月期)からさらに一段高になるとの見方が強まっている。
原油・ナフサ市況は昨年、コロナ禍による世界経済の落ち込みにより低水準で推移していた。しかし、コロナワクチン開発の期待が高まる中、OPECプラスの協調減産の効果もあり原油・ナフサ市況は年後半にかけて上昇傾向となった。年明けにはサウジアラビアが日量100万バレルの減産を表明したことでWTIは騰勢を強め、