韓国の2月の主要化学品の輸出入バランスは、
韓国の2月の主要化学品輸出入実績
2018年3月30日
2018年3月30日
2018年3月30日
2018年3月20日
2018年3月13日
2018年2月27日
2018年1月18日
ポリカーボネート(PC)は5大汎用エンジニアリングプラスチックの中で、最も使用量が多い樹脂だ。透明性や耐衝撃性、自消性、寸法安定性などの特長をもち、電気・電子やシート・フィルム、自動車、雑貨など、幅広い分野で使われている。
最近では帝人が開発した、世界初のPC樹脂製ピラーレスフロントウィンドウ採用のスポーツ電気自動車=写真=が、ナンバープレートを取得し、公道走行が可能になったことで脚光を浴びた。
現在のグローバルでの需要量は年400万~500万t、生産能力は500万t/年程度、国内の需要量は20万t強、生産能力は40万t程度と見られている。3年ほど前までは供給過多の状況が続いていたが、その後はグローバルでの需要が年率3~4%程度伸びていることやプラントの閉鎖、定修、トラブルなどにより、需給はほぼタイトな状況になっている。
しかし、中国と韓国でプラントが増設されたため、供給過多となる見通しとなり、それが市況にも反映。今年の年央には
2018年1月17日
量より質を追求、光学特性などの強み生かし高機能品開発
住化ポリカーボネートは、住友化学とトリンセオホールディングB.V.の折半出資の合弁会社「住友スタイロンポリカーボネート」として事業活動を行ってきたが、昨年1月末にトリンセオが所有する全株式を住友化学が取得。住友化学100%出資の子会社となり、同年4月1日に現社名に変更した。
同社によればポリカーボネート(PC)の市場は、グローバルで今年は400万t程度、国内は20万t強。供給能力はグローバルで約500万t、国内は40万tほどだという。
リーマンショックの影響などもあり、2015年ぐらいまでは供給過多の状況が続いていたが「今年の夏までの2年ほどは、需要が年率3~4%伸びていることや、プラントの閉鎖などもあって、需給はタイトの時期があった」とのこと。こうした状況の中で、同社の愛媛工場では、
2018年1月16日
世界初のEV向けピラーレスフロントウィンドウを開発
スポーツ電気自動車(EV)向けに、世界初のポリカーボネート(PC)樹脂製ピラーレスフロントウィンドウを開発した帝人は、自動車以外の多様な分野への用途展開にも注力している。
同ウィンドウは、京都大学発のEVメーカーであるGLM社のスポーツEV「トミーカイラZZ」の特別仕様車に採用され、今年7月には「道路運送車両の保安基準」を満たしたことから、ナンバープレートを取得して公道を走行することが可能になった。
これは、PC樹脂のグレージング(ガラス・金属代替パーツ)用途としての画期的な出来事と言える。今後は特別仕様車の本格的な受注生産開始に向け、同ウィンドウの供給体制の整備を進めていく。
また、新幹線の側窓にPC樹脂が採用されたのも帝人が初めて。最初は冬季のガラス破損防止のため、ガラスに貼り合わせる補強用として採用された。2007年からは、PC樹脂製ウィンドウとして、N700系のほぼ全ての車窓に採用され、車両の軽量化に貢献している。
樹脂事業本部樹脂ソリューション営業部門の小川和宏部門長によると「2017年に欧州の最新自動車保安基準が日本に導入されたことを背景に、
2018年1月14日
独自技術生かして製品開発、高透明性などで差別化図る
出光興産の機能化学品部では、界面法ならではの特徴を持ったポリカーボネート(PC)製品を軸に、事業を展開している。
同社は1957年からPCの研究を始め、1969年に世界初の連続式溶液法(界面法)による独自製造技術を確立。千葉工場(千葉県市原市)で「タフロン」ブランドにより、商業生産を開始した。
その後、競争力強化のため、この独自技術を台湾のフォルモサ・ケミカル&ファイバー・コーポレーション(FCFC社)にラインセンスし、FCFC社では2002年からPCの生産を始めた。
さらに千葉工場からFCFC社への生産集約を段階的に進め、2015年に特殊グレードを集約したことで、出光のPC全グレードをFCFC社で行うことになった。
同社では界面法を追求した製品の開発に注力しており、その一つが
2018年1月13日
付加価値品を成長分野に展開、汎用品は世界で拡販図る
ポリカーボネート(PC)製品で国内トップメーカーの三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、1994年に三菱ガス化学と三菱化成工業(現・三菱ケミカル)の合弁会社として設立された。
両社からポリカーボネート樹脂の供給を受け、コンパウンドに加工してグローバルで販売を行っている。生産能力は国内の2カ所で計18万t/年、中国の2カ所で計14万t/年、タイで17万t/年、韓国で6万t/年の合計55万t/年になる。
製品は「ユーピロン」「ノバレックス」「ザンター」の3ブランドで展開。「ユーピロン」は三菱ガス化学から、「ノバレックス」は三菱ケミカルから、「ザンター」は2010年にPC事業を買収したオランダのロイヤルDSMから継承した、いずれも長年の実績を持つブランドである。
MEPのPC事業の方針は「品質の高い汎用品を、安定的に供給すること。付加価値の高いコンパウンド品を、今後の需要拡大が見込まれる、自動車や医療・ヘルスケアなどの分野への拡販を図ること」だ。
特に自動車に関しては、安全装置や自動運転による車内空間の変化、電動化に伴うさらなる軽量化の要求などにより、樹脂の使用が増えることが見込まれる。
これに対し、PCは